金沢医科大学 医学部案内2022
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能登北部地域医療研究所現在、地域包括ケアシステム構築が急がれる日本において、さまざまな疾患に包括的に対応し、かつ生活環境をも加味した医療提供ができる医師(総合診療医)の育成が求められています。そのような社会的需要のある中、2010年に能登半島の穴水町に設置された能登北部地域医療研究所は、地域包括ケアシステム構築の支援と総合診療医の育成に取り組んできました。現在は、総合診療専門医取得のための「北陸総合診療コンソーシアム穴水総合病院プログラム」を有し、在宅医療から小児・救急に至る幅広い医療現場でのスキルが修得できる研修環境が整えられているばかりでなく、サブスペシャリティである新家庭医療専門医取得のためのプログラムも備えており、地域で活躍できる医療人に必要な経験とスキルを学ぶことができます。■ 能登北部地域医療研究所所在地 / 石川県鳳珠郡穴水町川島タ-8 (公立穴水総合病院内)職員数 / 3名金沢医科大学氷見市民病院旧氷見市民病院の公設民営化により、2008年から本学が事業指定管理者として病院の管理運営を担当しています。2013年には臨床研修医や医学生、看護学生の育成を目的とした教育研修棟が増設されたことで、教育機能がさらに高まりました。氷見市民病院は現在26診療科、病床数は250床、1日平均外来患者数は約500名にのぼります。氷見市山間部における「へき地巡回診療」や24時間365日の救急医療体制に力を入れており、学生は第5学年になると氷見市民病院における臨床実習で行政や医療福祉施設と連携した地域医療を学びます。■ 金沢医科大学氷見市民病院所在地/富山県氷見市鞍川1130番地職員数/460名※2021年5月現在地域の中核病院における臨床実習を体験行政、診療所、介護施設と連携した医療を学ぶ快適さを追求した、明るく開放的なロビー41Kanazawa Medical University School of Medicine

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