金沢医科大学看護学部案内2018
20/32

教員メッセージ 本学部では看護師に必要な研究マインドの育成に力を入れています。教員たちもさまざまなテーマで研究に取り組んでおり、私は「タクティールケア」※の研究をしています。これは優しく包み込むようなマッサージケアのことで、副交感神経を優位にすることでリラックス効果が得られ、月経痛や更年期症状を和らげます。私はがん患者さんを対象にこのケアを実施し、睡眠への効果を実証しています。看護師は医療従事者の中でも患者さんと触れ合うことが多く、看護実践の中に「触れ合うこと」が含まれています。「触れ合う力」の効果を研究成果として示すことは、看護職のケアの根拠と自信につながります。 授業では基礎看護学を担当し、患者さんの心に寄り添うことが看護の本質であることを伝えています。本学で看護実践力と研究マインドを身につけ、広い視野を持って、「看護職だからできること」を探求し続けられる人材に成長してほしいと思います。基礎看護学 坂井 恵子教授在宅看護学 前田 修子教授 私が大切にしていることは、患者さんに誠実な看護職を育てることです。患者さんに誠実な看護職は、現状に満足することなく、患者さんのためにベストの看護を考え実践します。患者さんの前に看護職として立つために自己研鑽します。そんな看護職を育てることが私の目標です。 現在、治療や療養の場は、病院から在宅に移行しています。一定の期間だけでなく、疾患や障害を持つ方々が、生活したい場所で、その方が大切にされている価値観や生活習慣を大切に生活できる、つまり生活者を支える看護が重要視されています。授業内容は、学生が看護職になってから、このような時代背景に敏感に適応できるように意識して作っています。具体的には、毎回の授業内容に関連した新聞記事を用いて、「今、起こっていること」「今後、看護・医療に及ぼす影響」を考える時間を設けるなど工夫しています。社会の動向を捉え、常に看護職としての役割を考察し、アクションを起こせる看護職になってほしいです。看護を探求し続けること、研究マインドを養うこと患者さんに誠実であるために、生涯に渡り自己研鑽できる看護職に※タクティールケア 「ふれあいの力」を生かしてスウェーデンで生まれたマッサージ20

元のページ  ../index.html#20

このブックを見る