nursing2020
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基礎知識を生かしつつ、それぞれが看護の専門性を深めていきます新カリキュラムでMESSAGE教員老年看護学 平松 知子 教授第4学年では、「緩和ケア論」「看護実践病態論」「高齢者フレイル論」「皮膚科学看護論」など、学生が自分の興味や進路に応じて深めたい学修ができるように選択科目を揃えています。「緩和ケア論」は第4学年の後期に開講される選択科目です。緩和ケアとは、がんなど生命を脅かす問題に直面している本人とその家族のQOL(Quality of Life)向上を目指した、心身の苦痛をやわらげるためのケアです。本人の意思を尊重し、多職種で協働して行われます。第1学年から緩和ケアを学ぶ機会はありますが、第4学年後期に、改めて「緩和ケア」に焦点を絞った科目を設け、臨床現場で活躍している専門看護師や認定看護師による授業や事例検討などを通して、卒業後も専門性を高めていく大切さを伝えています。教員メッセージPICK UP!実践力 技術、実践力看護力1ために履修する科目を紹介します。▪精神看護学実習 ▪成人看護学実習 ▪老年看護学実習第3学年では、これまでに学修した知識・技術をもとに、5つの実習を行います。実習では、一人の患者さんを受け持ち、患者さんへのより良い看護を考え、実習指導者や教員の指導のもと実践します。実習施設は本学病院を中心に、石川県内の医療機関、介護老人福祉施設など多岐にわたります。また、実習目的に応じて本学病院では、病棟、外来、集中治療センター、手術室、地域医療連携部、集学的がん治療センターなどで専門に特化した実習を行います。第3学年CURRICULUM▪看護実践力探求 ▪統合看護学実習第3学年までの実習を振り返り、今後、多様な場で、関係職種と協働し看護を実践する上で、自らがより身につけたいと思う看護実践力の課題を導きだし、その解決を目指す実習です。実習場所・内容・方法は、それぞれの課題に応じて教員や実習指導者とともに検討します。この実習で看護職者として主体的に学修・行動できる自己管理能力の修得を目指します。第4学年CURRICULUM▪基礎看護学実習Ⅰ対象の健康課題解決への一歩として、看護の対象である人々の生活を理解し、援助的コミュニケーションの実際を学ぶ実習を第1学年で行います。実習は、本学病院の各部署、病棟や、デイサービスセンターなど多様な場所で行います。第1学年CURRICULUM▪基礎看護学実習Ⅱ初めて入院患者さんを受け持ちます。受け持ち患者さんの健康状態などを理解し、必要な看護は何か、どのように提供したらよいかを考え、実習指導者である看護師とともに看護を実践します。第2学年CURRICULUM▪母性看護学実習 ▪小児看護学実習11基礎知識を生かしつつ、それぞれが看護の専門性を深めていきます新カリキュラムでMESSAGE教員老年看護学 平松 知子 教授第4学年では、「緩和ケア論」「看護実践病態論」「高齢者フレイル論」「皮膚科学看護論」など、学生が自分の興味や進路に応じて深めたい学修ができるように選択科目を揃えています。「緩和ケア論」は第4学年の後期に開講される選択科目です。緩和ケアとは、がんなど生命を脅かす問題に直面している本人とその家族のQOL(Quality of Life)向上を目指した、心身の苦痛をやわらげるためのケアです。本人の意思を尊重し、多職種で協働して行われます。第1学年から緩和ケアを学ぶ機会はありますが、第4学年後期に、改めて「緩和ケア」に焦点を絞った科目を設け、臨床現場で活躍している専門看護師や認定看護師による授業や事例検討などを通して、卒業後も専門性を高めていく大切さを伝えています。教員メッセージPICK UP!実践力 技術、実践力看護力1ために履修する科目を紹介します。▪精神看護学実習 ▪成人看護学実習 ▪老年看護学実習第3学年では、これまでに学修した知識・技術をもとに、5つの実習を行います。実習では、一人の患者さんを受け持ち、患者さんへのより良い看護を考え、実習指導者や教員の指導のもと実践します。実習施設は本学病院を中心に、石川県内の医療機関、介護老人福祉施設など多岐にわたります。また、実習目的に応じて本学病院では、病棟、外来、集中治療センター、手術室、地域医療連携部、集学的がん治療センターなどで専門に特化した実習を行います。第3学年CURRICULUM▪看護実践力探求 ▪統合看護学実習第3学年までの実習を振り返り、今後、多様な場で、関係職種と協働し看護を実践する上で、自らがより身につけたいと思う看護実践力の課題を導きだし、その解決を目指す実習です。実習場所・内容・方法は、それぞれの課題に応じて教員や実習指導者とともに検討します。この実習で看護職者として主体的に学修・行動できる自己管理能力の修得を目指します。第4学年CURRICULUM▪基礎看護学実習Ⅰ対象の健康課題解決への一歩として、看護の対象である人々の生活を理解し、援助的コミュニケーションの実際を学ぶ実習を第1学年で行います。実習は、本学病院の各部署、病棟や、デイサービスセンターなど多様な場所で行います。第1学年CURRICULUM▪基礎看護学実習Ⅱ初めて入院患者さんを受け持ちます。受け持ち患者さんの健康状態などを理解し、必要な看護は何か、どのように提供したらよいかを考え、実習指導者である看護師とともに看護を実践します。第2学年CURRICULUM▪母性看護学実習 ▪小児看護学実習11

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