金沢医科大学病院中央棟完成
より安全で高度な先進医療の提供と地域医療連携を推進
学校法人 金沢医科大学
理 事 長 島茂樹
金沢医科大学は、「良医を育てる」「知識と技術をきわめる」「社会に貢献する」という建学の精神をかかげて、日本海側では唯一の私立医科大学として1972年に開学し、これまでに医師4,009名、看護師2,358名を社会に送り出してまいりました。
一方、これまで関係各位のご協力とご支援のもと、病院の耐震・リニューアル化を目的とした施設整備を進めていましたが、病院本館の解体から約2年余の工期をかけて2017年5月に病院のエントランス機能をもつ「病院中央棟」が完成しました。皆様には工事期間中は大変なご不便とご迷惑をおかけしましたが、病院の新しい「顔」として、素晴らしい医療環境が整備されました。今後は、この素晴らしい環境にあった診療内容の充実とホスピタリティーの向上を目指して、全職員が一丸となって頑張っていきたいと考えております。
なお、創立40周年記念事業の一環としてスタートした「金沢医科大学グランドデザインプロジェクト」は、 このたびの「病院中央棟」の完成をもって第1次5カ年計画が終了します。今後は創立50周年を迎える2022年を目処に「クラブハウス」、「動物実験棟」、「図書教養館(仮称)」等を、第2次計画として整備する予定です。今後とも変わらぬご支援をお願い申し上げます。
金沢医科大学病院
病 院 長 北山道彦
金沢医科大学病院は1974年に開院以来、「患者中心の医療」、「安全で高度な先進的医療の提供」、「病診・病病連携に基づく地域医療連携の推進」、「良医の育成」という基本理念のもとに石川県はもとより北陸地域の基幹病院としてその責を果たし、1994年には特定機能病院の承認を受けております。
2003年に病院新館(病院1号棟)、2006年に第二新館(病院2号棟)を建設し、2009年には別館(病院3号棟)の改修を行い、施設内に収容する様々な医療機器の充実を図り、2015年には再生医療の新たな臨床・研究拠点として再生医療センターを開設しました。
このたび完成した「病院中央棟」は、開院以来約42年間、慣れ親しんできた病院本館を2014年11月から解体し、その跡地で2016年3月から建設工事に着手し、本年5月に竣工したものです。
これからも患者さんや地域の医療機関の皆さまから信頼される病院づくりを目指して努力してまいりますのでよろしくお願い申し上げます。
【病院中央棟概要】延床面積:約19,600u 構造:鉄骨造一部鉄骨鉄筋コンクリート造 階数:地下2階地上5階(建築基準法) 高さ:約25m 幅:約70m 工期:2016年3月〜2017年5月 |
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<フロア構成>
フロア | フロア内容(主なもの) |
4階 |
北辰講堂(約600u) 病院長室 看護部 病院事務部 大会議室 小会議室 |
3階 |
リハビリテーションセンター(約900u) 医療技術部 北陸大学セミナー室 職員ラウンジ 中会議室 |
2階 |
集学的医療部 認知症センター 遺伝子医療センター 他外来部門 集学的がん治療センター・患者サロン 臨床試験治験センター |
1階 |
総合案内・受付 計算・薬渡し口 医療安全部 医事課 地域医療連携部 入退院・予約センター 家族待機室 オープンカフェ 売店 花屋 郵便局 |
B1階 | 薬剤部 栄養サポートチーム室 |
B2階 | 倉庫 電気室 機械室 |
病院中央棟は、旧本館跡地にて、2016年3月に工事が開始され、2017年5月に完成しました。
地下2階、地上4階建てで、正面は全面ガラス張りの近代的デザインとなっています。
正面玄関前には患者さんらの利便性の確保を図るため、大型バスも進入可能な大型キャノピーを設け、エントランスホールは、1階〜3階までの吹き抜けでゆとりのある空間となっています。
また、3階、4階からは河北潟や白山、立山連峰が眺望できる、患者さんも職員も元気になるような環境となっております。