新年度を迎えて
臨床研修制度や新興感染症など、医療を取り巻く環境は大きく変化しています。わが金沢医科大学の周りでも、色々な問題点が指摘されています。しかし、このような時であるからこそ、個人が自らを向上させ、また皆で力を合わせて前進することが重要です。古く「三銃士」に描かれて以来、皆さんよくご存知の”One
for All,All for One"の精神を今一度思い出す必要があるでしょう。個人(One)と集団(All)が有機的に結びつくことで、目前の問題解決の糸口がみつかり、さらに新しい可能性を現実化することができるに違いありません。
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「個」の成長 |
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私たち循環器内科では、各メンバーが目標を持ち、その達成を皆でサポートすることを目指してきました。臨床技能を磨くことはもちろん、大学院生としての研究、認定医や専門医試験へチャレンジするスタッフへのアドバイスとバックアップなど、経験者集団であればこそ可能なことです。一人で前進できる歩幅は限られていますが、多様な経験の集合体ならこそのサポートが可能である金沢医科大学循環器内科で、一人でも多くの人が自分を磨いてほしいと思います。群馬県立循環器病センターや国立循環器病センターといった国内専門施設での研修を終えた先輩に続く、さらには海外留学にもトライする若者を募集しています。 |
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透明性 |
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個人の力を有機的に統合するには、皆が納得できる目標を設定し、これに向かって力を合わせる体制を作ることが不可欠です。そしてこれを能率よく運営する必要があります。そのためには、組織運営の透明性が重要であると考えており、医局スタッフはもちろん、初期臨床研修医としてローテーションしているレジデントをも交えて、部門の運営方法を討議しながら進めてきました。経験の多寡ではなく、より良いものを目指す熱いハートこそが、明日を作る原動力となります。 |
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世界へ向けて |
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自分たちが達成した成果を広く国内外に向けて発信し社会に還元するとともに、客観的な評判を受けることが次なるステップへの原動力として重要です。日本循環器学会をはじめとする学会発表はもちろん、学術論文としての成果公表に加え、文部科学省や民間団体が公募する競争的研究資金の獲得にも、私たちの努力が結実してきています。昨年度に続き本年度も新メンバーが加わり一層パワーアップしました。 |
このホームページには、わたしたちの足跡と熱意が満ちています。内科医を目指す医学生や研修医の皆さん、是非とも隅々までご覧になってください。かのWilliam
C. Oslerは、 「人は血管とともに老いる」と言いましたが、循環器内科は人の一生と向き合う大変やりがいのある分野です。スタッフ一同、皆さんの参加を心待ちにしています。興味のある方はいつでもご連絡ください。
平成21年5月
金沢医科大学 循環制御学(循環器内科学) 主任教授
梶波康二
kajinami@kanazawa-med.ac.jp
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