平成29年1月21日
金沢医科大学 皮膚科学講座 教授
望月 隆

皮膚真菌症は最もcommonな皮膚疾患のひとつであり、皮膚科診療の中でも大きな割合を占める。本症の診断法や診療のコツは、比較的近年までは大学の医局において先輩医師から後輩へと伝授されていた。しかし、近年の免疫学や皮膚生物学の急速な進歩にともなって皮膚科学者の興味が放散し、真菌症自体が研究テーマとして取り上げられる事例は少なくなった。そのためか、研究とは異なる次元であるべき真菌症診療の教育までもが軽んじられてきた感がある。

さて金沢医科大学皮膚科学講座では1988年より毎年1回若手皮膚科医を対象とした真菌講習会を開催し、若手皮膚科医が皮膚真菌症の診療を行う上で最低限知っておいてもらいたい技術、知識の伝授をおこなってきた。この間に全国的にTrichophyton tonsurans感染症のout breakが起こり、その対策を求められるなど皮膚科医への社会的要求も様変わりし、また皮膚科医の行う皮膚真菌症の診断、治療も変化してきた。そこで、このたび講習の内容を見直すとともに、金沢に来ることがかなわない若手皮膚科医の皆さんのために、能動的学習の媒体としてe-learningの教材を提供することとした。この教材をもとに自学自習を行うことで皮膚真菌症への理解が深まり、より適切な診療が行われることを切に期待している。

なおこの教材の編集にあたっては国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)に助成を受けた(JP17fk0108208)。

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