皮膚科学講座へようこそ

ごあいさつ

皮膚科学 教授 望月 隆

このたびは皮膚科学講座のHPへ訪問いただき、誠にありがとうございます。HPの作成後、しばらく日時が経ち、医療、皮膚科、そして教育機関としての大学をめぐる社会情勢も変化してきました。そこで、かねてから先延ばしにしていたHPの更新をすることといたしました。

まず診療面ですが、人口わずか二万六千人の内灘町に立地する関係上、大学病院ながらwalk inの患者さんが多く受診されます。先進医療を担当する病院ではありますが、common diseasesを診る機会がとても多いのが実情です。そのため、common diseasesに対しても丁寧な診察を行うことをモットーとしているのですが、これは皮膚科医のみならず、学生や研修医の教育を行う上でも重要な方向と考えています。一人ひとりの患者さんに丁寧に向き合うのは本学の建学の精神「良医を育てる」にまさに合致すると考えています。

社会活動では、毎月最終火曜日の夜に、近隣で開業されている先生方、関連病院に出向中の教室員を含め合同カンファレンスを開催しています。また能登地区の皮膚科医との交流を深めるため、勉強会をサポートさせていただいています。そして教室の主な研究テーマである皮膚真菌症については、研究成果の発信や希有な症例の検討などを行うため、年一度研究会を開催しています。加えて若手皮膚科医の診療技術の向上のために真菌講習会を企画、実施しています。講習会の詳細はこのHP上で公表しており、使用するテキストも閲覧できます。さらに金沢まで来ることが難しい方のために、今回e-learningの資料を作成しました。まだ未完成の部分もあるのですが、クイズ形式になっている部分もあり、「腕試し」をかねてアクセスしていただければ幸いです。社会活動のもう一つの軸は格闘技競技者のトンスランス感染症の集団発生への対応です。競技団体からの要請があれば他府県にまで検診に出かけ、感染対策を行ってきました。これも教室の大切な責務の一つと考えています。

教室運営では、教室に所属する皆が相互に信頼し合い、敬愛しあう、そういう人間関係の保たれた中で、丁寧な医療を実践していくことを求めています。教室は社会の縮図です。赤ちゃん連れのお母さん先生や不幸にして病を得た教室関係者にどのように教室に関わってもらうか、どう支えていけるか模索するのも教室の役割です。そうした中での思索が医療倫理の涵養に繋がると考えています。その上で皮膚科のプロ集団の学びの場としての教室の発展を図りたいと考えています。

このような方針で活動を続けておりますので、どうぞ皆様、今後とも教室員ともども、よろしくお願いいたします。