総合診療科

科長のメッセージ
 総合診療科では、臓器別専門診療にとらわれず、初動のゲートキーパーとして診療を実践します。次に、地域医療現場に接することで、地域医療に必要な総合診療能力を発揮しています。さらに、地域医療を支える医療以外の分野の人たちと交流し、地域包括ケアをおこなうためのチームワークを実践するのです。
科長
笠巻 祐二(かさまき ゆうじ)臨床教授
● 専門分野
循環器診療、総合診療
● 得意分野
臨床心臓超音波医学
● 所属学会・資格
日本内科学会(総合内科専門医)、日本循環器学会(循環器専門医)、
日本心臓病学会(特別正会員(FJCC))、日本心電不整脈学会(評議員、不整脈専門医)、
日本臨床生理学会(評議員)、日本超音波医学会(超音波専門医、超音波指導医)、
日本心エコー図学会、日本自律神経学会(評議員)、日本抗加齢医学会(抗加齢医学専門医)、米国内科学会・日本支部、日本性差医療学会、日本東洋医学会、日本心不全学会、日本高血圧学会、日本疫病会、日本感染症学会
  • 概 要

    総合診療科はどの診療科を受診すればよいかわからない患者さんの窓口として機能しています。地域の先生方から紹介されることが主となる地域病院であることが多いのですが、そうした病院は専門診療科に分化していることが多く、診断に困難を感じることがあり、そのような際には総合診療科にご紹介をいただいています。 総合診療科は診断のプロとして横断的な広い知識を持ち、また感染症や救急医療など臓器を特定するのが困難な領域への対応ています。不明熱、慢性疲労、不定愁訴などの方をケアーしています。

  • 特徴・特色
    • 1) 地域全体の健康管理を行う際の、保健・医療・福祉の連携を実践している。
    • 2) 疾患だけでなく、家庭や地域環境をふくめた全人的な医療を展開している。
    • 3) 病診連携、診診連携の大切さを理解し、他科の医師との適切な連携をとっている
    • 4) common diseaseについての最新の診断・治療を実践している。
    • 5) 介護に関連した施設と職種を理解し連携している。
    • 6) 僻地医療を実践している。
    • 7) 現在の地域医療のかかえる問題点(医療格差、医師偏在など)について解決策を実践している。

指導担当医

  • 三軒 龍昌(さんげん りゅうしょう)

    助教

    ● 得意分野
    プライマリー・ケアを中心に不明熱、不定愁訴、心理面でのサポート
    ● 所属学会・資格
    日本内科学会、日本東洋医学会
  • プログラムの目的

    1)
    臓器別専門診療にとらわれず、初動のゲートキーパーとしての総合診療を実践する。
    2)
    地域医療現場に接することで、地域医療に必要な総合診療能力を修練する。
    3)
    地域医療を支える医療以外の分野の人たちと交流し、地域包括ケアをおこなうためのチームワークを実践する。
  • 研修内容と到達目標

    1)
    地域全体の健康管理を行う際の、保健・医療・福祉の連携を実践している。
    2)
    疾患だけでなく、家庭や地域環境をふくめた全人的な医療を展開している。
    3)
    病診連携、診診連携の大切さを理解し、他科の医師との適切な連携をとっている。
    4)
    common diseaseについての最新の診断・治療を実践している。
    5)
    介護に関連した施設と職種を理解し連携している。
    6)
    僻地医療を実践している。
    7)
    現在の地域医療のかかえる問題点(医療格差、医師偏在など)について解決策を実践している。

取得できる認定医、専門医(必要な期間)資格

日本内科学会認定認定医・専門医 初期研修後1年・5年
プライマリー・ケア連合学会認定専門医 初期研修後3年、総合診療専門医コース

週間スケジュール

  午前 午後
回診 病棟 僻地診療  ●夕方、内科全体の医局会
カルテ回診 僻地診療
回診 抄読会 病棟
回診 外来 病棟
回診 病棟
休み  

研修医が心がけるべき点など

地域で求められる医師像は、より身近な医師、継続的なケアーのできる医師、全身を診てくれる医師であり、医学教育は専門医養成教育であったから、家庭医や総合医の育成は特に行われなかった。今後、一人の医師でも広範囲の医療を展開できる能力を持つことを期待する。

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