一般・消化器外科

科長のメッセージ
地域の特性から高齢者の患者さんが非常に多く、一般・消化器外科領域の治療においては術前管理、および術後周術期管理に難渋する事も少なくないが、消化器内科や麻酔科をはじめ、循環器内科、呼吸器内科などの他科と綿密な連携を取り診療にあたっている。疾患も多岐にわたり、総合的に診療のできる外科医を育成することを目的としている。
科長
齋藤 人志(さいとう ひとし)病院長・教授
● 専門分野
一般外科・消化器外科全般
● 得意分野
肝胆膵領域疾患の外科手術を中心とする治療
腹部の重症感染症に対する手術治療と血液浄化療法(PMX-DHP、CHDF)
● 所属学会・資格
日本外科学会指導医・専門医・認定医、日本消化器外科学会認定医、
日本消化器病学会認定医・専門医、日本肝胆膵外科学会、日本臨床外科学会、日本外科系連合学会、
日本癌治療学会、日本膵臓学会、日本胆道学会、日本腹部救急医学会、日本救急医学会、
日本感染症学会、日本外科感染症学会、日本環境感染学会、日本消化器内視鏡学会、
日本胃癌学会、日本乳癌学会、北陸外科学会、エンドトキシン血症救命治療研究会、
日本胆膵病態・生理研究会
ICD(感染コントロールドクター)、外科周術期感染管理認定医・教育医、臨床研修指導医、
臨床研修プログラム責任者、TNT
  • 概 要

    一般・消化器外科が対象とする疾患は他院と変わらず癌などの消化管疾患、肝胆膵疾患、乳腺・甲状腺疾患などであるが、地域の特異性もあり高齢者が非常に多く、80歳~90歳の患者さんが多く診療を受けている。手術件数は当科のみで年間約300例であり、胸部食道癌手術、胃癌手術、膵頭十二指腸切除術、肝切除術、および大腸穿孔などの重症腹膜炎手術なども積極的に施行している。その他、内視鏡検査・治療、RFA、また敗血症を合併した腹部重症例に対する急性血液浄化療法(PMX-DHPなど)なども数多く施行している。

  • 特徴・特色

    上部・下部消化管、肝胆膵領域、乳腺、および甲状腺疾患に対する診断から外科治療、さらに集中治療室(ICU)における周術期管理など全般的に習得できるようプログラムを作成している。診断検査では上部・下部消化管造影、内視鏡検査(生検も含む)、胆道、膵に対する経皮的あるいは内視鏡検査、腹部超音波検査を施行する。治療では開腹・開胸手術、鏡視下手術、および内視鏡治療などの修得、さらに外傷も含め腹部救急疾患に対する初期治療から根治治療までの習得も可能である。

指導担当医

  • 林 圭
    (はやし けい)

    助教

    ● 専門分野
    一般・消化器外科
    ● 得意分野
    乳腺外科全般
    ● 所属学会・資格
    日本外科学会、日本消化器外科学会、日本臨床外科学会、
    日本腹部救急医学会、日本癌治療学会
    日本外科学会専門医・検診マンモグラフィー読影医 ・臨床研修指導医
  • 中村 喜亮
    (なかむら きすけ)

    助教

    ● 専門分野
    消化器外科
    ● 得意分野
    消化器病一般
    ● 所属学会・資格
    日本消化器病学会、日本臨床外科学会、日本消化器外科学会、日本救急医学会、日本腹部救急医学会、日本外科学会
  • プログラムの目的

    消化器疾患全般および乳腺、甲状腺疾患に対する外科的診療を行うために必要な診断検査法と治療法に関する基礎知識、技能、さらに医師としての態度を広く理解し、研修習得してもらうことを目的としている。

  • 研修内容と到達目標

    一般外科・消化器外科として
    1.
    一般外科・消化器外科の診断と治療の基本を習得する
    2.
    一般外科・消化器外科関連領域の必要な知識、技術を習得する
    3.
    常に新しい知識と技術を導入し、未知への探求心を維持する
    4.
    救命・救急を含むプライマリーケアを習得する
    上記の1~4の内容について研修し、到達することを目標とする。
  • 取得できる認定医、専門医(必要な期間)資格

    日本外科学会専門医 ●年以上
    日本消化器外科学会専門医 ●年以上
    日本消化器病学会専門医 ●年以上
    日本消化器内視鏡学会専門医 ●年以上
    消化器癌外科治療認定医 ●年以上

週間スケジュール

  午前 午後
外来業務・内視鏡検査・X線検 手術・病棟業務・診断検査業務
外来業務・内視鏡検査・X線検 手術・病棟業務・診断検査業務
外来業務・内視鏡検査・X線検 手術・病棟業務・診断検査業務
外来業務・内視鏡検査・X線検 手術・病棟業務・診断検査業務
外来業務・内視鏡検査・X線検 手術・病棟業務・診断検査業務
外来業務  

◎ 毎週月曜日 午前8時~ 麻酔科・消化器内科・放射線科・高齢医学科との合同C.C

研修医が心がけるべき点など

医師は医師である前に一人の人間である事を常に脳裏におき、疾患・症例を中心として診るのではなく、一人の病んでる患者さんとして全人的な診療を行い、社会人としての責任をもって一般・消化器外科領域の診療に当たって欲しいことを望む。

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