泌尿器科

科長のメッセージ
集学的治療を念頭に単一疾患にとらわれず、泌尿器科の病気を中心に総合的な診療が提供できる事を目標としています。
科長
森山 学(もりやま まなぶ)臨床教授
● 専門分野
泌尿器科
● 得意分野
尿路結石症、排尿障害、尿路悪性腫瘍、腎移植
● 所属学会・資格
日本泌尿器科学会(評議員)、日本移植学会、日本尿路結石症学会(評議員)、
日本Endurology & ESWL学会(日本泌尿器内視鏡学会)、日本腎臓学会、日本透析医学会、
米国泌尿器科学会、国際泌尿器科学会、日本臨床腎移植学会、腎移植血管外科学会
日本臓器保存生物医学会(臓器シェアリング委員)(評議員)、
国際移植学会(8321)(Cell Transplant Society)、北陸ストーマ研究会(幹事 顧問医)、
日本重症心身障害者学会、日本小児泌尿器科学会、日本ストーマ・排泄リハビリ学会
泌尿器科専門医、泌尿器科指導医、厚労省臨床研修指導医、腎移植認定医、
移植認定医、ストーマ認定士、日本腎臓学会サポーター認定
  • 概 要

    臨床での対応疾患、症状
     排尿困難、切迫性尿失禁、腹圧性尿失禁などの排尿機能に関する障害。急激な腰痛発作を有する尿路結石症。血尿や尿混濁を認める尿路腫瘍や尿路感染症。採血検査で指摘を受ける事があるPSA異常値からの前立腺がん2次検診。最近注目されている男性更年期(LOH症候群)や勃起不全(ED)など。

  • 特徴・特色

    泌尿器科では排尿障害(尿失禁)、尿路結石症、尿路悪性疾患、尿路感染症、 腎機能障害 、ED(男性機能障害)、男性更年期など様々な疾患を外科的/内科的な視点から診察・検査・治療を関連各科の協力のもと当科で一貫して行います。
     特殊検査は完全予約制としプライバシーの確保と、十分な時間をとってわかりやすく結果説明を行う事を心がけています。検査機器は最新機種を完備しており、中でも泌尿器科で聴診器代わりとも言われるほど頻用する超音波検査装置は通常の画像解析システムに加え組織弾性度を客観的に表示できる機能を有しており、前立腺がんなどの早期発見に大きく寄与できるものと思われます。尿路内視鏡は痛みの少ない軟性ファイバースコープによる挟帯域光観察(NBI=Narrow Band Imaging)システムを導入しています。NBIシステムとは、粘膜表面の微細な血管を観察するシステムで、内視鏡診断を飛躍的に向上させます。がんやポリープ等の腫瘍は、粘膜表面の微細な血管パターンが変化するため、通常の内視鏡検査ではわかりにくい腫瘍の発見の診断に有用です。これらの機器を用いて行った診断のもとスピーディーに治療へ導き、診断から治癒までの過程ができるだけスムーズに流れる事を念頭に診療を行っています。

指導担当医

  • 橘 宏典(たちばな ひろみち)

    助教

    ● 専門分野
    尿路結石症、排尿障害
    ● 得意分野
    尿路結石症、排尿障害
    ● 所属学会・資格
    日本泌尿器科学会専門医・指導医
  • プログラムの目的

    高度の泌尿器科専門知識と技術を習得した泌尿器科専門医の育成を図り、健康増進・医療の向上に貢献することを目的としています。

  • 研修内容と到達目標

    泌尿器科学総論、一般泌尿器科診療、泌尿器科基本的手術技術に必要な基礎知識並びに技術を習得し、泌尿器科関連領域(サブスペシャリティ)の基本知識と技術を包括しながら生涯にわたって修練する泌尿器科専門医の育成

  • 取得できる認定医、専門医(必要な期間)資格

    日本泌尿器科学会専門医 6年以上

    専門医認定に必要な研修期間は、卒後研修2年に泌尿器科専門研修4年を加えた計6年間(卒後満6年)とします。その研修期間を終え専門医認定試験を受験しその合格を持って専門医に認定されます。

週間スケジュール

  午前 午後
回診/病棟勤務 尿路超音波検査/放射線画像診断
病棟勤務/外来検査 手術
外来診療助手 膀胱生理学的機能検査/内視鏡検査
病棟勤務/外来検査 手術
外来診療助手 膀胱生理学的機能検査/内視鏡検査
外来診療助手  

研修医が心がけるべき点など

  • ① 医師として身だしなみや態度、ことば使いに気をつける
  • ② 泌尿器科領域の診療にはプライバシーの配慮が特に必要であり、常に気を配れるような意識を持つ
  • ③ 患者様の立場に立って、患者中心の医療が展開できるような環境を構築できるように心がける
  • ④ 常に指導医と情報を共有し、指導医・医療チームメンバーとの積極的な連携を図る
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