臨床での対応疾患、症状
排尿困難、切迫性尿失禁、腹圧性尿失禁などの排尿機能に関する障害。急激な腰痛発作を有する尿路結石症。血尿や尿混濁を認める尿路腫瘍や尿路感染症。採血検査で指摘を受ける事があるPSA異常値からの前立腺がん2次検診。最近注目されている男性更年期(LOH症候群)や勃起不全(ED)など。
泌尿器科では排尿障害(尿失禁)、尿路結石症、尿路悪性疾患、尿路感染症、 腎機能障害 、ED(男性機能障害)、男性更年期など様々な疾患を外科的/内科的な視点から診察・検査・治療を関連各科の協力のもと当科で一貫して行います。
特殊検査は完全予約制としプライバシーの確保と、十分な時間をとってわかりやすく結果説明を行う事を心がけています。検査機器は最新機種を完備しており、中でも泌尿器科で聴診器代わりとも言われるほど頻用する超音波検査装置は通常の画像解析システムに加え組織弾性度を客観的に表示できる機能を有しており、前立腺がんなどの早期発見に大きく寄与できるものと思われます。尿路内視鏡は痛みの少ない軟性ファイバースコープによる挟帯域光観察(NBI=Narrow Band Imaging)システムを導入しています。NBIシステムとは、粘膜表面の微細な血管を観察するシステムで、内視鏡診断を飛躍的に向上させます。がんやポリープ等の腫瘍は、粘膜表面の微細な血管パターンが変化するため、通常の内視鏡検査ではわかりにくい腫瘍の発見の診断に有用です。これらの機器を用いて行った診断のもとスピーディーに治療へ導き、診断から治癒までの過程ができるだけスムーズに流れる事を念頭に診療を行っています。
助教
高度の泌尿器科専門知識と技術を習得した泌尿器科専門医の育成を図り、健康増進・医療の向上に貢献することを目的としています。
泌尿器科学総論、一般泌尿器科診療、泌尿器科基本的手術技術に必要な基礎知識並びに技術を習得し、泌尿器科関連領域(サブスペシャリティ)の基本知識と技術を包括しながら生涯にわたって修練する泌尿器科専門医の育成
日本泌尿器科学会専門医 | 6年以上 |
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専門医認定に必要な研修期間は、卒後研修2年に泌尿器科専門研修4年を加えた計6年間(卒後満6年)とします。その研修期間を終え専門医認定試験を受験しその合格を持って専門医に認定されます。
午前 | 午後 | |
月 | 回診/病棟勤務 | 尿路超音波検査/放射線画像診断 |
火 | 病棟勤務/外来検査 | 手術 |
水 | 外来診療助手 | 膀胱生理学的機能検査/内視鏡検査 |
木 | 病棟勤務/外来検査 | 手術 |
金 | 外来診療助手 | 膀胱生理学的機能検査/内視鏡検査 |
土 | 外来診療助手 |