金沢医科大学 氷見市民病院

YUMMY~おいしい!~

Vol.1

YUMMY~おいしい!~

  • 新病院計画
  • 臨床研修員募集
  • 求人案内
  • 病院広報誌「なぎさ」
  • 健康教室のお知らせ
  • YUMMY おいしい!?
  • 院内感染対策だより
  • 金沢医科大学
  • 金沢医科大学病院

1.県内高齢化第1位の市、氷見市の市民病院だから…(県内の町村をのぞく)

平成11年8月に行われた総務庁の高齢者意識調査では、高齢者の不安の第1位は「自分や配偶者の健康と病気」で、第2位は「寝たきりで介護の必要な状態になる」でした。これは、私たちの脳外科病棟でも頻繁に起こる問題です。

寝たきりで介護の必要な状態になったとき、口から食べることができるかどうかによって今後のリハビリに与える影響が大きいことは、文献上だけでなく経験的にも感じさせられます。患者様のQOL(quality of life=生活の質)を考えるとき嚥下リハビリを考えないわけにはいかないのです。

2. 摂食嚥下障害(せっしょくえんげしょうがい)とは?


[1]食べ物を認知予測する能力の障害

食べ物か否か、匂いは?温度は?硬さは?を考え、口へ運ぶ量や速さ、噛む力や時間を調節しないと、うまくたべれませんよね。

[2]食べ物の取り込みの障害

箸やスプーンを握る、持ち上げるといった運動は、実に細かい動きですね。スプーンは握りやすいけど、腕が上がらないと口に食べ物を運ぶのが難しい。箸はその逆、試してみてください。
舌や口の動きが悪いと食べこぼしたり、頬の内側に食べ物が残ったままになります。

[3]食べ物の咀嚼(そしゃく)の問題

入れ歯が合わなかったり、口の中のトラブルで噛めないい場合も含め、食べ物を噛み砕いて、ひと塊にすることができないことです

[4]飲み込む運動の障害

舌の奥の運動や、喉の動き、食道の入り口までの機能の障害で、肺炎を起こす危険が最も高いので、大きな問題になります。

このように、摂食嚥下障害の症状はたくさんあります。一口に「口から食べる」といってもいろいろな機能が働き合っているのですね。

3. 食のバリアフリー

 狭義での嚥下障害では(上記[3][4]の問題の場合)食べ物の形態を変えるだけで食べやすくなり問題を解決できることがあります。

●密度が均一

 同じ粥でも時間が経過し、重湯と米粒がばらばらになると、むせやすくなります。

●適当な粘度がある

 さらさらな水よりも、蜂蜜状、ゼリー状の方がむせずに飲みやすいです。

●変形しやすい

 固い寒天よりゼリーの方が、口の形になじみひと塊になりやすいです。

これらの理由からプリンやゼリーを訓練の開始食として、患者様に用意してもらっていた時期もありましたが、食べやすさだけでは飽きてしまいリハビリがつづかなかったり、栄養面に不安があったりしたため、栄養士さん、調理員さんの協力を得、嚥下訓練のメニューを作成してもらいました。

※えんげ訓練メニューのページは只今作成中です。もうしばらくおまちください。

【問題】次の数字は何でしょう?摂食嚥下に関係するものです。

「600 200 350 50 1000~1500」

回答は次のページで…
次のページへ