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咽頭結膜熱(プール熱)

52-7 総合診療科

1.咽頭結膜熱とは

咽頭結膜熱は「アデノウイルス」という病原体によって生じる伝染性の病気です。学校でのプールを介してこのウイルスに感染するところから、「プー ル熱」とも呼ばれています。この病気はここ数年流行していますので、夏季はとくに注意してください。

2.どんな症状がでますか

咽頭結膜熱という名前通り、主な症状は、(1) のどの痛み、(2) 眼の症状(眼の充血、目やに)、(3) 発熱です。従来は7~8月がこの病気の流行する時期でしたが、この頃は温水プールが利用されることから、冬季にも発生しております。このウイルスに感染す ると、3~5日という潜伏期を経て症状がでます。

3.どのような薬がありますか

このウイルスに対する特効薬は今のところなく、症状を和らげる薬となり、抗生剤や点眼が必要な場合もあります。症状がよくなるまでに2~3週間か かります。

4.どのようにしてこのウイルスにうつるのですか

この病気の患者さまが使ったタオルや触れた物を介して感染します。あるいは、患者さまが使った眼薬や検査器具を介し、また、患者さまの眼や顔を触 れた人の手指を介して伝染します。

5.どのようなことに気を付ければよいのですか

気を付けて頂きたいことは、ウイルスがヒトからヒトへと伝染することを防ぐことです。患者さまが学童であれば、この病気(学校伝染病)は出席停止 (学校保健法)となりますので、学校へ届け出てください。病院を受診される際にご自身あるいはお子さまにこの病気の可能性があると思われるときは、病院職 員にお知らせください。この病気がうつる危険性のある期間は、主な症状が消えるまでの2~3週間です。この期間中の患者さまは、石鹸を用いて流水で十分な 手指の洗浄を行ってください。患者さまが触れた物はアルコール(75%エタノール)で拭きます。このウイルスは熱に弱いので、煮沸が可能なタオルや器具は 煮沸消毒(100°Cで3秒あるいは56°Cで5分)してください。眼の症状が消えた後も、約1ヶ月間は便の中にウイルスが出ますので、プールには1ヶ月 間入らないでください。

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