乳腺センター

概要

近年、日本では乳癌患者さんが増加しており、専門的に対処するため、金沢医科大学病院では2009 年に乳腺・内分泌外科が発足し、2016年、乳腺センターが開設されました。乳癌はチーム医療が重要であり、大学病院の機能を生かして乳腺外科、腫瘍内科、放射線科、放射線治療科、形成外科、病院病理部などの専門各科の医師が協力して質の高い診療をめざしています。

業務内容

乳癌、良性乳腺腫瘍、乳腺症など乳腺疾患の診断と治療を行っています。乳癌の診断は放射線科医や技師、病理医の協力を得て検診や精密検査の体制を充実し、早期診断に努めています。乳癌手術は乳腺外科医が主体となり、乳房切除術、乳房温存術、センチネルリンパ節生検、アーム法による腋窩リンパ節郭清など最新の手術を行っています。乳房温存術は術後、乳房への放射線療法が必須であり、放射線治療科で行い、また、一次的乳房再建術は形成外科医が協力して行う。ホルモン療法は乳腺外科医が担当していますが、化学療法は腫瘍内科医と協力して行っています。乳癌患者さんの意思決定支援や心のケアは、昨年誕生した久野真知子乳がん看護認定看護師を中心に、当院のがん認定看護師が協力して対処させていただきます。

特徴・特色

乳腺センターは乳癌に関連する科をできる限り1箇所に集め、患者さんの動線を短くすると共に、各科がより緊密な連携がとれる体制を目指しています。すなわち、チーム医療の中心は患者さんであり、患者さんを囲むスタッフとして乳腺外科医、腫瘍内科医、放射線科医、看護師、薬剤師、放射線技師、臨床検査技師が連携して対処します。

目標

乳腺センターは乳腺外科医を中軸とし、腫瘍内科医、形成外科医、産婦人科、ゲノム医療センター、放射線科医、病理診断医など乳癌診療に関連する多くの科の医師と看護師、放射線技師、薬剤師と協力し、最新の乳癌診療を患者さんに提供していきます。北陸における乳癌診療の拠点病院として地域に貢献すると共に、乳腺外科専門医認定基幹施設として、若い乳腺専門医を育成する役割も果たしていきます。

金沢医科大学病院

〒920-0293 石川県河北郡内灘町大学1-1

TEL 076-286-3511

【診療受付時間】
平日 初診  8:30~12:00
  再診 13:00~16:00
土曜 初診  8:30~12:00
  再診  7:30~12:00
【休診日】
土曜日の午後・日曜・祝日
年末年始(12/29~1/3)
大学開学記念日(6/1)
旧盆(8/15)