金沢医科大学 神経内科HP
(Department of Neurology, Kanazawa Medical University)
金沢医科大学 神経内科HP
(Department of Neurology, Kanazawa Medical University)
松井 真 教授ご挨拶
初代廣瀬源二郎先生(現名誉教授)のご退任を受け、2005年6月1日づけで脳脊髄神経治療学(神経内科学)部門教授を拝命いたしました。
近年、人口の高齢化にともない、介護を必要とする老人が増加しつつあり、社会問題となっています。その要因として、脳卒中や認知症あるいはパーキンソン病などの疾病が挙げられますが、そのほとんどが神経内科疾患です。さらに、頭痛やめまい・しびれといった日常自覚されることが多い症状も、神経内科医が担当します。このような状況から、神経内科医の育成は社会的要請であると言えます。一方では、大学は未解明の疾患の原因究明の使命も担っています。
脳神経系は二十一世紀に残された医学研究のフロンティアであると言われています。神経内科医は、日進月歩の神経科学の成果に常に留意し、臨床の場に取り入れて診断や治療に役立てる応用力を培う必要があります。そのためには、科学的な思考法や研究姿勢を身につけることが重要です。この目的を達成するために、大学院を臨床の場と有機的に結びつけ、神経内科学を学んだ若手医師が、その成果を臨床に生かすことの意義を充分に実感できるような診療体制を整備しつつあります。
さらに当科では、保健所等が企画する難病相談などの社会医療に携わることで、より深く疾患を理解し、患者ケアにも配慮できる優れた臨床医の確立を目指しています。
患者様の視点に立った医療や臨床に根ざした医学を追究する精神を備えた多くの人材が当教室を巣立つことは、日本の神経内科医療の質の向上に貢献するとともに、地域の医療機関との連携をより円滑に進めるための原動力ともなると確信しています。
皆様のご指導・ご鞭撻をお願い申し上げます。
2006年10月 松井 真