研究室の紹介

 本研究室では、肺癌と骨軟部腫瘍の浸潤・転移機構を中心に、様々な腫瘍性および非腫瘍性疾患の発症・進行に関わる分子機構に関し研究を行ってきました。近年では、骨髄由来間葉系幹細胞を用いた再生医療の臨床応用に向け、in vivoおよびin vitroにおける研究を中心に行っています。また、国内外の学会や国際的な医学雑誌に発表すると共に複数の大学院生の育成を継続的に行っています。

 学内外の臨床講座からの大学院生や若手研究者と共に活発に研究を展開しています。従来のヒト材料を用いた形態学的および遺伝子・分子の発現解析に加え、動物実験モデルの作製や培養細胞を用いた最新の分子病理学的手法の導入による遺伝子・分子の in vitroならびに in vivoでの機能解析も行い「病理形態と分子病理の統合」を目指しています。現在、1.骨髄由来間葉系幹細胞を利用した再生医療のための基礎研究および治療への応用、2.肺癌の浸潤・転移に関わる分子機構のmiRNAを用いた解明、の2つのテーマを軸に研究を行っています。また、学生の研究活動も支援しており、毎年夏季プログラムにおける学生を受け入れています。

スタッフの紹介

島崎 都(講師)
整形外科との共同研究において、骨髄由来間葉系幹細胞を用いた再生医療の臨床応用に向け、in vivo, in vitroを中心とした研究を専門としています。
熊谷 泉那(助教)
診断業務全般を行っています。また、研究面では、肺癌を用いた遺伝子解析をすることで、新たなバイオマーカーを検索しています。
谷口 綾佳(技術員)
実験業務と事務作業を行っています。
名誉教授:上田 善道
研究におけるアドバイザーおよび、診断が困難な症例についての指導を担っています。
歴代主任教授:名誉教授 勝田省吾

入局をお考えの方へ

 病理に興味のある方はお気軽にお問い合わせください。学生さんや大学院生、また研究に興味のある臨床医の先生方、見学、体験等歓迎いたします。顕微鏡を一緒にのぞいてみませんか。