現在、活動は休止しております。

統合失調症家族教室

 2013年1月より、当科では統合失調症の患者さんがいらっしゃるご家族の方を対象に、家族心理教室の取り組みを始めました。
 日本で標準化された家族教室のプログラム(国府台モデル)を参考に、毎回違うテーマを設け、前半は各職種から病気に関する講義、後半はご家族それぞれが抱えておられる問題についてみんなで取り組む時間で構成されています。講義後は休憩中にもたくさんの質問や、受診のときにはきけない話が出るなどなかなかつながりにくい職種との交流の場になったり、ご家族同士のピアサポートの場にもなったりしています。

 日々のケアで生じる悩み事が軽減されるだけでなく、ご家族自身のケアを大切にしてほしいと願い、「家族がほっとできる場を」を合言葉にスタッフ一同で取り組んでいます。

 現在は、少し形を変え、これまで参加された方も新しく参加される方も気軽に交われるよう、講義+サロン形式のおしゃべり会を年に2~3回程度開催しています。お茶を飲みながら、皆さんのお話をうかがっていると、日々生じる困難への工夫や努力に感服することが多く、スタッフも学びの多い場となっています。


統合失調症の患者様をもつご家族様へ

こころの病気の回復には、ご本人の治療だけでなく、家族が病気を理解して、一緒に取り組んでいくことも役に立つと言われています。でも、ご家族が日常生活の中で病気について困ったり悩んだりすることがあっても、普段はなかなか相談できないことが多いと思います。そこで、同じような立場で悩みを持つご家族の方やスタッフと一緒に、対処のアイデアを話し合い、病気のことや接し方を学びませんか?

ご家族がほっとできる場所を目指しています。

講義テーマの例
  • 「統合失調症ってどんな病気?」
  • 「病気の経過と対処の工夫」
  • 「お薬の作用と副作用」
  • 「患者さんや家族が地域で受けられる支援制度」
  • 「ストレスとその対処について」

※講義テーマや日程は変わる可能性もあります。

お申し込みが必要です。関心のある方は主治医に気軽にお申し出ください。

神経科精神科 家族心理教室運営委員(担当:竹本)