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うつ病の磁気治療

当院ではうつ病と診断された方に対する磁気治療(反復経頭蓋磁気刺激法)を行っております。薬物療法で効果がなかった方や、様々な理由で服薬に抵抗のある方などに対して、新たな治療の選択肢をご提示できるのではと考えております。
磁気治療(反復経頭蓋磁気刺激法)は、磁場の変化による渦電流を用い、頭蓋内の神経細胞を反復して興奮させる技法のことであり、抑うつ気分の改善など大脳機能に持続的な影響を与えることが報告されており、近年注目されている新たな治療法です。
5~6週の間、開放病棟に入院をして頂いた上で治療を行います。

※ 受診前に必ず当ホームページの内容を十分ご確認ください。

当院での磁気治療について

当院では臨床研究「うつ病での反復性経頭蓋磁気刺激の効果―近赤外線スペクトロスコピーを用いた研究」の一環として磁気治療を行っております。磁気治療はうつ病への治療法としては未承認の技法ではありますが、臨床研究の被験者として研究に参加して頂く形で治療を受けて頂くこととなります。本研究は、磁気治療の前後における脳血流動態の変化を観察し、磁気治療の抗うつ効果を解明することを目的としております。


適応となる方

「うつ病」または「反復性うつ病性障害」と診断され治療中の方が対象となります。したがって、双極性障害や統合失調症によるうつ状態は対象となりませんのでご注意下さい。また、けいれん発作、脳器質的疾患、体内に金属を留置している、薬物乱用やアルコール依存の既往がある等の方では、磁気治療中に副作用が生じる危険性が高いとされておりますので、対象外とさせて頂いております。


磁気治療の副作用

最も多いのは頭痛で、3割程度の方に発生すると言われておりますが、ほとんどは数時間で消失するとされています。その他、けいれん、失神、躁転、認知機能低下などの報告はありますが、まれであり、いずれも一過性のものと報告されています。近年、聴力低下の危険性があることが指摘されておりますので、治療中は耳栓を使用して頂きます。生命に関わるような重篤な副作用の報告は過去にありません。


入院までの手順

磁気治療を希望される方は、まずは必要性について現在通院中の医療機関の主治医にご相談下さい。主治医に磁気治療が必要とご判断いただいた場合、必ず主治医に紹介状の作成をお願いしてください。紹介状を持参の上で当科を受診して頂き、初診時に当院外来担当医が最終的な判断を行います(現在の病状や状態によっては入院を見合わせていただく可能性があります)。
※ 予約状況により、お待ちいただく可能性があります。
※ 受診前に必ず当ホームページの内容を十分ご確認ください。


入院中に行うこと

(1週間)脳波、心電図、脳画像検査、心理検査、光トポグラフィー検査を行います。
(3~4週間)合計12回の磁気治療を行います。
(1週間)心理検査、光トポグラフィー検査を行います。
磁気治療の効果を判断する研究であるため、入院中に薬剤の変更は行いません。


入院が終わったら

ご本人及びご家族に治療の経過と検査結果についてご説明します。退院後は再度紹介元の医療機関で治療を継続して頂きます。


ご紹介医様各位

当院では反復経頭蓋磁気刺激法によるうつ病治療を行っております。薬剤抵抗例や服薬困難例に対する治療の選択肢としてご一考下さい。治療は5~6週間の入院で行います。退院時に治療の経過と検査結果をまとめ、ご本人およびご家族へご説明させていただきます。また、検査結果はご紹介医様のもとに郵送でご送付させていただきますので、ご紹介医様の今後の診療の一助となれば幸いに存じます。


Q&A

必ずご一読下さい。よくいただく質問をまとめました。

費用はどれくらいかかりますか?
磁気治療自体の費用はかかりません。本邦において保険適用外のためです。室料等の入院費用、検査等にかかる費用はご負担頂きます。
主治医の先生に言いにくいので紹介状なしでも治療をしてもらえますか?
安全に治療を行うため、必ず主治医に作成してもらった紹介状をご持参ください。
磁気治療だけをしてもらえますか?
できません。臨床研究の参加者として、各種検査も併せて受けて頂くことに同意できる方のみが対象となります。
受診すればすぐに入院できますか?
初診日に即日入院とはなりません。また、受診時の予約状況等によって1ヶ月以上お待ち頂くこともあります。
入院期間の延長はできますか?
研究で規定した以上の治療を行うことはできません。
退院後も治療を継続してもらうことはできますか?
必ず紹介元の医療機関に通院して頂くようお願いしております。
薬が合ってないような気がするのですが、調整してもらえますか?
入院期間中は薬剤の変更は行いません。治療前または治療終了後に現在の主治医とご相談下さい。
「体内に金属を留置している」とはどのようなものを指しますか?
絶対に治療を行わないものは、頭蓋内のクリップ等の金属、心臓ペースメーカー、人工内耳です。その他の留置金属については随時適応を判断します。
年齢制限はありますか?
20歳~75歳の方を対象としております。
本人は治療を受けたくないと言うのですが、家族が同意すれば治療はできますか?
できません。臨床研究の参加者として、ご自身で同意できる方のみが対象となります。
電話で聞きたい事があるのですが。
申し訳ありませんが電話でのお問い合わせは受け付けておりません。お手数ではありますが、ホームページを熟読の上でご来院下さい。

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診療時間(時間がかかりますので早めの時間帯の受診をお勧め致します)
平日9:00~13:00
土曜9:00~12:00
休診日休日・祝日