1) 支援内容
生殖工学技術支援を、下記の内容について受け付けています。生殖工学技術を用いた研究支援を希望する場合は、生殖工学支援チームまでご相談下さい。(連絡先 : mri-arge@kanazawa-med.ac.jp)
1-1)基本支援内容
- 体外受精(IVF)
- 凍結胚 作製
- 凍結胚 融解
- 卵管移植による個体復元
- 子宮移植による個体復元
- 凍結精子 作製
- 凍結胚の融解、体外受精
- Tgマウス作製(共同研究)
- KO/KIマウス作製 (共同研究)
- CRISPR/Cas9によるゲノム編集マウス作製(共同研究)
その他上記に掲載のない支援についてご希望の場合も、まずは生殖工学支援チームへご相談下さい。内容によってはお手伝いすることが可能な場合があります。 連絡先 : mri-arge@kanazawa-med.ac.jp
1-2)外部機関から搬入する凍結胚からの個体復元について
下記のプロトコールを先方より取り寄せ、添付してください。
・凍結プロトコール
・融解プロトコール
1-3)生殖工学技術支援に必要となるマウス個体に関する条件
体外受精/凍結受精卵作製/凍結精子作製に必要となるマウスに関しての情報です。
ケース1. 依頼者が、オス個体を提供する場合(野生型メスを購入)
ケース2. 依頼者が、オスとメス両方を提供する場合
ケース1. オスのみを依頼者が提供する場合
オス個体の条件:
週齢:12週〜6ヶ月齢程度
(それ以降の場合、1年未満であれば受精率は下がりますが実施可能)
提供匹数:3匹
*事前に交配し、子供を産ませる能力(妊性)が確認済みであること
*体外受精実施前の1週間は交配をさせないでください。受精率が著しく低下します。
(週齢と匹数について、指定条件に満たない場合にはご相談ください。)
野生型メス個体の条件:
実験の用途に適したマウス系統(下記参照)を事前打合せの内容で動物業者へ発注します。
動物飼育届けおよび発注業務は胚操作室で行い、購入したマウス個体の請求書は、依頼者へ届けてもらうように手配します。本支援業務で使用したマウス匹数などは、胚操作室から組換えDNA実験委員会および動物実験委員会へ年度ごとにまとめて報告します。
依頼者側では生殖工学技術支援に関しての動物および組換えDNA実験に関する申請は不要です。
匹数:20匹以上(事前相談で指定した匹数)
週齢:事前打合せで指定した週齢(参考:3週齢または8週〜14週齢程度)
ケース2. オスとメス個体を依頼者が提供する場合
オス個体の条件:
週齢:12週〜6ヶ月齢程度(1年未満まで可能です)
提供匹数:3匹
*事前に交配し、子供を産ませる能力(妊性)が確認済みであること
*体外受精実施前の1週間は交配をさせないでください。受精率が著しく低下します。
(週齢と匹数について、指定条件に満たない場合にはご相談ください。)
メス個体の条件:
週齢:28日齢または12週齢〜14週程度
提供匹数:20匹以上
*体外受精実施前の2週間は交配をさせないでください。受精率が著しく低下します。
(週齢と匹数について、指定条件に満たない場合にはご相談ください。)
その他上記に掲載のない支援についてご希望の場合も、生殖工学支援チームまでご相談下さい。
連絡先 : mri-arge@kanazawa-med.ac.jp