ようこそ、金沢医科大学泌尿器科学ホームページへ

当講座は昭和48 年(1973 年)に津川龍三初代教授により創設され、平成9年(1997年)に第2代鈴木孝治教授に引き継がれ、平成25 年(2013 年)から私が第3 代を拝命しています。

「泌尿器科」という診療科の皆様の印象はどのようなものでしょうか?
正しく理解されていないことも少なくないようです。
しかし、ご家族・ご親族あるいはご友人や職場仲間で泌尿器科疾患に罹られた方は「泌尿器科」が老若男女を問わず関係する疾患の診断から治療までを一貫して行う身近な診療科であることをご存知の筈です。

すなわち「泌尿器科」では腎・尿路・副腎および男性生殖器(前立腺・精巣)などの疾患を扱い、具体的には悪性腫瘍(がん)、良性腫瘍、排尿障害、尿路結石、神経疾患、男性不妊症、ED、婦人泌尿器科、腎血管外科、腎移植、尿路感染症、尿路先天奇形、内分泌・代謝疾患(副腎・上皮小体)など広範囲の疾患の診断から治療、さらにフォローアップまでをトータルマネジメントする身近な診療科です。

当講座の特徴は地方の単科大学のメリットを活かし他診療科との連携を密にして幅広くかつ先端の医療を行っていることです。特に腎移植、尿路結石、前立腺がん、上皮小体などに対しては石川県内あるいは北陸地域の先陣を切って質の高い先進医療を提供してきています。特に最近では前立腺癌密封小線源療法、ロボット支援手術など、より低侵襲でクオリティーオブライフ(QOL)を維持できる治療手段を導入しています。

基礎および臨床研究にも力を注いでおり国内外で相応の評価を受けております。また、宮澤はUrolithiasis のAssociate Editor、International Journal of Urology のEditorial Board を、田中は日本臨床腎移植学会評議員など複数の学会役員を務めております。

教育では本学建学の精神に基づきサイエンスとしての「医学」、それに裏打ちされた「医療技術」、そして患者や同僚を思いやる「心」を兼ね備えた後進の育成に努めております。

以上、金沢医科大学泌尿器科学の概略を述べさせていただきました。
主要疾患の解説や医学生・研修医のページなど患者様と泌尿器科学ならびに当講座に興味を持たれた方々の一助になれば幸いです。


主任教授 宮澤克人先生の略歴

学 歴

昭和53年 4月金沢医科大学入学
昭和59年 3月金沢医科大学卒業
昭和59年 4月金沢医科大学大学院医学研究科入学
平成元年 3月金沢医科大学大学院医学研究科博士課程修了

医師免許

昭和59年 5月医籍登録

学 位

平成元年 3月学位名:医学博士

資 格

平成元年 3月金沢医科大学助手(泌尿器科学)
平成 6年 4月金沢医科大学講師(泌尿器科学)
平成18年 1月金沢医科大学助教授(泌尿器科学)
平成23年 7月金沢医科大学特任教授(泌尿器科学)
平成25年11月金沢医科大学主任教授(泌尿器科学)

出 向

浅丿川総合病院泌尿器科

公立穴水総合病院泌尿器科

浅丿川総合病院泌尿器科

留 学

平成11年4月~平成12年 4月Flinders Medical Centre(豪州)

学会活動

日本尿路結石症学会理事

国際尿路結石症シンポジウム運営委員

Urolithiasis(Urological Research) Associated Editor

International Consultation on Urologic Disease committees member