2001年12月の日記

2001.12.1.(土)

 ミハの同級生10人ほどが、午後より我が家に集まり、ミハの誕生日会。
 女の子ばかりでも、大勢集まると収拾がつかない上に、やい!。なかなか皆さん自己主張するので、ケンカして途中で帰ってしまう子もいたりする。お友達が皆帰った頃には、付き合った我々もグッタリ。
 生まれたらしい。まあ、それ自体は御目出度い事。日本経済が上昇するきっかにでもなってくれれば良い。
 しかし、10人以上もの医師団が対処したという。無駄金である。そしてその無駄金は国民の税金より拠出されている。聖域のない構造改革の一環として、医療制度改革を行い患者/保険加入者/医療機関の三位一体として痛みを分かち合うのは仕方なかろう。しかし、宮内庁費用だけが聖域だとしたら、国民感情としては理解できない。
 そして、政治家や芸能人(医者に対しても)には厳しい揶揄中傷の記事を平気で載せるマスコミも、皇室/宮内庁関係に関してだけは例外的にヨイショしかしないのは無気味だ。聖域なのだろうか。あの一族の人たちにだけ様付けで敬語を使うのは、私にはとっっっても違和感があって、ダメ。
 退屈なサッカーをしよう。退屈な人生を送ろう。…
 吉村達也著「嵐山温泉殺人事件」(講談社文庫)。温泉殺人事件シリーズ。ガンが消える波動を含むというインチキなミネラルウオーターの宣伝塔になっていた往年の時代劇スターが温泉大浴場で溺死。そのトリックは? 新しいキャラも登場し、益々魅力的になった吉村ワールド。会話も生き生きしていて、一気に読み終えてしまう。

2001.12.2.(日)
 日当直。はりきって、学会準備をするぞと思っていたら……。
 病棟がまた、騒がしく日中の殆どを病棟で過ごすハメに。
 医局に戻ってから、横になったとたん不覚にも寝てしまう。WOWWOWでやっていた桑田のビートルズナンバーのライブを見てしまう(サザンや桑田個人のナンバーはどうも苦手なのだが、これは良かった)。さんまのスーパーカラクリTVを見てしまう(悩み相談とサラリ−マン早調べクイズで大笑いしてしまう)。動物奇想天外をつけながら、また少し寝てしまう。どうもいかん。
 少しは仕事を進めないとどうにもならない。だが、目の前にあるレセプト書き、溜まっていた骨髄標本カウント6件読んで、疲れたのでもう止めた。あ、し、た、できる事、ど〜おして今日やるのお〜(それなり音頭/大木凡人;知ってる?)。
 イスラエルで連続自爆テロ。こういうニュースよりは皇室おめでたニュースの方が平和で良いのかしらん。
 寝ようと思ったら、BSデジタルで遠藤ミチロウがドアーズをトリビュート;「Light my fire」「Hello, I love you」「Braek on through」「Touch me」を歌っていて、ついこれを見てしまう。ドラムスは村上ポンタ秀一。ミチロウの生ギター弾き語りは始めて見た。良い。ああ。

2001.12.3.(月)
 書かなければいけない薬剤の市販後調査が溜まっている。締め切りのない仕事はどうしても後回しになってしまう。そのなかの、一つでもかたずけようと午後から取り組んだのだが、…、1冊仕上げるのに2時間もかかってしまい、先行き不安。どもならん。
 我が家ではX'mas treeを飾り付け。アメリカから持ち帰った唯一の豪華なものはこれだけ。オーナメントも年々買い足していって充実。モモもキレイネ〜と満足気。

2001.12.4.(火)
 今日こそは学会準備を、…と思って浜野病院より医局に戻ると…。
 電話帳かと思うくらい分厚い(大げさ?)先月分の入院患者分のレセプトが。またまた皆に仕分けしないで全部僕のところに置いて… (>_<)と思って点検すると、全部私の書くべき分 (;^_^A 。結局これを仕上げるのに4時間も費やすはめになり、学会準備どころではない。 
 「さよなら小津先生」は不良達が妙に良い子になってしまい、先の展開も見えてきて、今一になった感じ。
 野口悠紀雄著「ホームページにオフィスを作る」(光文社新書)。HPをなんのために作るか? という漠然とした疑問がスウーッと晴れたような気がする。まずは自分のために作る、それで良いのだ。そして、自分が使って便利でない、面白くないHPは、他人が見ても面白くない、当然である。今まで、目的意識をさほどはっきりさせてHPを作ってきてはいなかったが、概ね方針は間違っていなかった事を確認。また、今後改善すべき点もクリアーに。

2001.12.5.(水)
 外来。中だるみ。外来。病棟。(=_=)
 サッチー脱税容疑で逮捕。どうでも良いけど、アサカミツヨさん他対抗勢力のヒト達が、正義は勝つなどと発言しているのが、笑える。このヒト達の言い争いにおいては、どちらが正義でどちらが悪でもない。ただマスコミにけしかけられて、公共の電波で言い争ってただけで、どちらが正しいかなんて問題ではない。と思いませんか?

2001.12.6.(木)
 なんだかまた病棟がバタバタしている。これから年末年始にかけて平和はいつ訪れるのか?

2001.12.7.(金)
 朝少々バタバタしたものの、昼頃からは久しぶりに余裕のある時間ができる。
 少しは、学会準備を、進められるか?
 夕方からは、血液免疫内科の忘年会 at うまいもの金沢じゃぽん(片町)。2次会はカールトンクラブ。3次会はお店の名前覚えていない。昨年までは近場の温泉で忘年会だったが、不況の折、とても温泉には繰り出せず片町になったのでした。3次会が終わって帰途についたのは2時でした。

2001.12.8.(土)
 やや脱水症状と頭痛あり。ややお寝坊さん。でも仕事はちゃんとこなすよ。プロだからね。
 タリバンが最後の拠点カンダハルを明け渡し、遂にタリバン崩壊。オマルさんとビンラディンさんは何処。
 午後からは、第36回北陸臨床免疫・症例検討/研究会 at リファーレ。勉強にはなるのですが、8演題もあると食傷気味。
 そのあとちょっと。アイボリーコーストでは、ジョン・レノンの命日(すっかり忘れていた)という事で、ビートルズ特集だった。

2001.12.9.(日)
 朝、妻/ミハ/モモが美容室で変身中、少し病院で仕事。どうも昨晩も病棟は大変だったようである。当直のナカニシ先生御苦労さんでした。
 昼:んまい屋:コーンチーズもんじゃ/お好み焼き豚玉/ねぎとろ焼き。
 金沢サティで少し買い物。メガバリューで食料品調達。
 我が家は一応今だ牛肉禁にしているので、豚肉で焼肉。バラ/トロ/シロ/トンソクなどで、豚肉焼肉も結構いけるじゃないの。
 日曜洋画劇場で「ジングル・オール・ザ・ウェイ」。シュワちゃん主演のコメディ。ターボマンというヒーローものの人形を子供へのクリスマス・プレゼントに買い忘れた哀れな男の物語。時間潰し程度にはバカバカしくて宜しい。

2001.12.10.(月)
 午前中はいつも通りに教授回診。回診後に病棟業務をダッシュで片付けて→
 金沢13:53(サンダーバード28)→16:32大坂。
 野口悠紀雄著「正確に間違う人、漠然と正しい人」(ダイヤモンド社)。「超」整理日誌6、ということで週間ダイヤモンド連載のエッセイ集。表題が最高である。経済学者ケインズの言葉で「I'd rather be vaguely right than precisely wrong.」というのからつけたらしい。私も、正確に誤るよりは漠然と正しくありたい、と思う。中身としては、「ゆとり教育」が奪う教育を受ける権利、という項が気に入った。巻末には氏の東京大学での最終講議も収録されている。お得な気がする。
 大阪駅からタクシーでリーガロイヤルホテルへ、立派なホテルですなあ。どんどん迫ってきた国際シェーグレン症候群シンポジウムの組織委員会。偉い先生方の前で、会計はこんな具合ですと説明。
 終わってから僅かな自由時間。大阪駅で年末ジャンボを買う。
 大坂20:51(サンダーバード49)→23:22金沢。
 京都ミステリー傑作選「京都 殺意の旅」(徳間文庫)。西村京太郎、笹沢左保、吉村達也、三好徹、井沢元彦、山村美紗というメンバーの京都を題材にしたミステリー・アンソロジー。吉村さんの短編だけを目的に買った。他も一通り読んだけど、どれも今一。これのどこが、ミステリーというのもある。
 疲れた。電車の中で変な体勢でうたた寝したせいで、体が痛い。
 金沢でも雪がちらつく。

2001.12.11.(火)
 昨日の疲れを引きずって浜野病院までのドライブが結構キツイ。居眠りしないでいるのがやっと。
 CORNELIUS「POINT」(Trattoria/POLYSTAR)。先行シングルが良く分らなかったが、フルアルバム登場。ジャパン誌などでは絶賛されている。だが、私にはやはり良く分らない。何回か繰り返えし聞けば良くなるかと思って、MacのiTunesでリピートにして聞き込んだが、結局良く分らない。感性が歳とったのかな。
 Mr.Children「Youthful days」(トイズファクトリー)。良い。サビのところはトライセラトップスにも聞こえなくもないが、キャッチーな名曲。
 ニュースでは札幌で大雪らしい。次週は札幌で学会なのだが、果たして札幌へ行けるのか? いや、それ以前に学会ポスターを完成させなければ。しかし、遅々として進まない。ヤバ。
 家では、モモの断乳大作戦:おっぱいにお獅子がいるぞ! が開始。そんなマンガちっくなお獅子で怖がるの?と思ったが、意外に怖いらしい。遂に、断乳なるか?

2001.12.12.(水)
 昨晩は夜中に病棟に呼ばれ、寝不足状態。
 こんな日に限って、外来は予約もいっぱい。
 田代まさし逮捕。覚醒剤じゃしょうがないね。
 家に帰り、寝ようと思ったらまた病棟から電話。今日は当直医を呼んでくれい。今から病院へ行ったら、私自身が過労で倒れそう。あっと言う間に熟睡モード。

2001.12.13.(木)
 学会準備をしようと思うと、すぐに病棟から呼ばれる。進行しない。どおしましょ。
 タバコ・発泡酒増税見送り。なにやってんだか。
 明日から、このへんも大雪の可能性あり。タイヤ交換。

2001.12.14.(金)
 「あなたがいないので刺身買ったわ」は新潟県/空夢さんの作品。内田春菊賞で、今年のベストと思う。
 ビンラディンのテロの首謀者証拠ビデオ公開。何故、今まで出さなかったのであろうか。出すタイミングを計算していたのかな。
 学会準備:低調。
 明日が締め切りの、大学院改組のための個人調書書き:全くやる気が起こらず。
 同種末梢血幹細胞移植ドナーの短期フォローアップ調査:すぐに書いて送るべきものだが、2例分を約3ヶ月遅れで記載。

2001.12.15.(土)
 本日が締め切りの、大学院改組のための個人調書書き:ようやく重い腰をあげてやりはじめるも、全然はかどらず。とても一日でできるような代物ではない。そして、こんな無駄な事に貴重な時間を費やされる事に憤りを覚える。
 医科大バスケ部6年生追い出しコンパ at 風民。今年は6年生2人、丸めた頭もようやく毛が生え揃ってきた2人。御苦労さんでした。
 ウエダ先生の「頭がタリバン!」「股間がウズベキスタン!」という、親父ギャグで盛り上がる。
 帰りのタクシー:内灘に入ってから横道から出てきた白いワゴン車タイプの車に追突される。追突したその車は、なんと逃げる。タクシーの運転手さん、意地になって追いかける。大根布の細い道を曲がりながら、逃げる車と追うタクシー。おいおい、そんなにスピード出して新たな事故を起こさないでね、っていう感じ。結局、逃げられてしまい、当て逃げとして警察に届ける事に。不幸中の幸いで誰も怪我はなかったから良かったものの、逃げる根性が気に喰わない。きっと酔っぱらっていたのだろう。細い道をジグザグに逃げたところをみると、地元の人間ではないかと思うが、医科大関係者でない事を祈ろう。

2001.12.16.(日)
 訳ありでプラント3でちょっと買い物。ついでに、ミニハムズのCDも。
 一家で映画へ。個人的にはハリポタを見たいのだが、ミハの怖そうだからヤダ! の一言で却下。「劇場板ハム太郎 ハムハムランド大冒険」&「ゴジラ・モスラ・キングギドラ大怪獣総攻撃」に決定。ハム太郎の方はこんなもんでしょう、可愛いけどね。ミハ/モモは喜んでいた様子。みにはむずずむはにみ。ゴジラになったら、ミハ/モモとも怖がって寝てしまった。ストーリーはいつものパターン。新山千春の熱演が好印象。だけど基本的には怪獣が大暴れしてくれれば良い訳で、今回は怪獣が4匹も出てくるのだから、大満足である。
 その後は、金沢サティでいろいろ買い物。
 夜、WOWWOWで「バトルロワイヤル」をやっていたので少し見る。予想以上でも以下でもない。つまらないので眠くなり、途中で止める。中学生以下はこの映画を見ないようにというどこかの議員の大騒ぎは結局格好の宣伝になっただけの事である。

2001.12.17.(月)
 様々な雑用で昼間の時間は過ぎ去る。
 間近のタイムリミット:学会準備と個人調書。どちらから優先してやるべきか、もはや頭は働いていねい。
 個人調書を少しやるも、MSワードのリッチテキスト方式でという指令が、どうにも困り者。Macとの相性が悪いのか、コピー&ペーストで張り付けようとすると、エラーが出てフリーズしてしまう。やってらんないよ、アホらしくて。
 今日はお鍋だから早く帰ってきてという誘惑を優先する事にする。
 モモが不調でゲロゲロ。映画館で風邪をもらったか?

2001.12.18.(火)
 浜野病院までのドライブ。雪もちらつき寒い。だけど、明日からこんなもんじゃない所へ行くのだが。
 明日から、しばらく不在にするとなると、様々な雑用本日も多し。
 学会準備の大詰め。なんだかんだと時間は過ぎ行き、深夜12時ようやく完成を見る。
 珍しく見続けてしまった「さよなら小津先生」は最終回。結局見てしまったけど、最後はなんだかなあ。

2001.12.19.(水)
 当直明けで、国際シェーグレンシンポのミ−ティングを9時に切り上げ、病棟(別6)看護婦さん達4人を車に乗せ小松空港へ。妻に「ハーレム状態ね」と言われる。ま、あ、ね。小松10:30(ANA381)→12:00新千歳。結構揺れて、NYWTCビルに突っ込んだ飛行機に乗っていた人達はどんな気持ちだったのだろうと考えてしまう。→JRで札幌駅へ。
 −7℃。予想していたものの、チョ〜〜サブイ。「寒い!」と言うと、「寒い!」が凍りそうである。とにかく昼飯を食べようと、極寒の中を歩く。とにかく暖かい建物の中へ入りたいが、なかなか手ごろな店発見できず。とりあえず目に入った、かに本家へ入る。結構なお値段ですなあ。これだけ出せば旨く無かったら問題あり、タラバのコースを選択。まあまあでしょうか。まあ、これだけ払えばねえ。
 チサンホテル新館へチェックイン。あたしゃ寒くてとても外をうろつく元気なし。看護婦さん達はどこかへ観光に行くという。
 丁度、妻から電話がかかってきている最中にノックあり、「私達これから出かけてきま〜す!」という声が入る。妻に「修学旅行の引率の先生みたいね」と言われる。そ、う、ね。
 寝不足に尽き、夜に備えて少し昼寝。
 夜。ヤナギダ先生に誠寿司という素晴らしく美味しい鮨屋さんでゴチになる。いろいろ全て美味しい。
 ススキノへ移動し、なんと元医科大腎内のタテイシ先生も駆け付けてくださって、しばらく飲み明かす。店の名前記憶に無し。

2001.12.20.(木)
 第24回日本造血細胞移植学会 at 北海道厚生年金会館&札幌市教育文化会館。
 デジカメが壊れて、撮影不可になる。何やら不吉な予感が。
 昼は有名なラ−メン屋、純連(すみれ)へ。芸能人の色紙も沢山飾ってある。本来はミソラーメンだと思うも胃の調子を考えてあっさりとシオワンタンメンを注文。ところが、シオラーメンにもかかわらず、油ギッテいる。全然あっさりではない。アツイ。舌をヤケド。
 ポスターで発表。「Fanconi貧血女児への同種造血幹細胞移植により移植された慢性甲状腺炎」。出来れば他の症例のセッションに入れて欲しかった。何故か幹細胞基礎, 移植免疫, 樹状細胞という限り無く研究のところに押し込められてしまったため、どうも私の発表だけ浮いている。
 皆でテレビ塔展望台へ。丁度この頃、雪が吹雪いてくる。展望台からの景色も吹雪のため、絶景とはいえない。それでも大通り公園のイルミネーションは雪の中に幻想的に浮かび上がる。
 皆で成吉思汗(ジンギスカン)だるま支店へ。北海道で食べるジンギスカンはどうしてこんなに臭みがないのでしょう。不思議。

2001.12.21.(金)
 少しだけ学会へ。ポスターなど見物。
 皆で中央卸売り市場へ。いろいろ試食すると、どれも美味しくてついゴハンかお酒が欲しくなる。タラバの足/イクラ/イワノリクラゲ/タコサシワサビを購入。
 せっかくだから、市場の中の食堂で旨いもの食べていこうよ。北のグルメ亭。イクラ丼。あ〜満足。
 タクシーに乗り札幌駅へ向かう。車内に妻よりケータイ鳴る。「何時に帰るの?」「えーと、新千歳13:25発のANAで小松には15:05に着くからまあ、午後4時頃にはそっちに付けるかな」などと会話していたら…。タクシーの運転手さんビックリした様子で、「お客さん、それは間に合わないよ!」「えッ!!」
 結構タクシー飛ばしてもらうも、狭い雪道で渋滞。目的の札幌発の電車には間に合わず。この電車に乗れないという事は、飛行機に間に合わないという事である。あーあ。格安の割り引きチケットだから払い戻しもなし。小松⇔新千歳は1日1往復だから乗り過ごすと、羽田廻りで帰るしかない。余分な出費¥51,500なり。イクラ丼のタタリだあ。
 結局、新千歳14:25(JAS110)→羽田17:00(JAS267)→18:00小松。車で内灘へ。
 これで終われないところが、人生は辛い(自業自得だ)。待ちかねている一家を乗せ、車で上越の実家へ。

2001.12.22.(土)イブイブイブ
 実家の外来。風邪ひきがボチボチ。午後は途切れ途切れに呼ばれる。こういう風に途切れ途切れ呼ばれるのが結構辛い。
 まいどや酒店で久保田と洗心を買って、車で金沢へ。

2001.12.23.(日)イブイブ
 どうも不在の間、病棟は相変わらずゴタゴタしていたらしい。ほんの少しだけ病棟へと思って顔を出すと、ほんの少しで終わる訳はないのでした。げっ! 肺まっ白。トロッカカテーテルいれなくちゃ。終わって帰るともう、12時半。
 お昼は、んまい屋。またあ〜。コーンチーズもんじゃ/んまい焼き/3種焼き(ブタ、イカ、チーズ)。
 100満ボルトへ行って、テレビを買わないで、カタログだけもらってくる。
 ルネスでボーリング。妻はボーリングではいつも私より良いスコアを出す。ミハもスペアが2つとれて御機嫌。モモはじっとしておらず大活躍。
 メガバリューで買い物。
 夜は、清水の舞台から飛び下りたつもりで、スキ焼きを食す。狂牛病が発症するとしたら5年後であろうか。

2001.12.24.(月)イブ
 今頃になって年賀状書き。
 カメラのキタムラに壊れたデジカメを修理に出す。コジマ電気でFaxのリボンと部屋の電球を買う。Grooveで「Marvin is 60's」というコンピレーションアルバムと「プッチベスト2」を買う。「Marvin is 60's」は良い。様々なR&Bの若手がマービン・ゲイの曲をあまり元のイメージを壊さずに歌う。元歌の良さが改めて明確になる。「プッチベスト2」は、まあ、…。
「ザ・童謡ポップス1 クリスマスと冬のうた集」(ピッコロタウン)。ポンキッキーズでやってたモー娘がサンタ衣装で踊るのが良かったので。ほのぼのしていて以外と良い。
 一応、イブらしい食事を。チキンとカニ。ワイン。チーズ。

2001.12.25.(火)
 今日はどなた様の誕生日でしたっけ。
 浜野病院。2ケ所に病院があり、車でないと移動できないとやっぱ不便。当直も各々の病院に1人づつおいておく必要があるらしく大変そう。
 個人調書に手を出すも、相変わらずWindows&MS wordsがうまく使えず、さっさと諦める。
 金沢医科大学学報の依頼原稿、「私が医者になった訳」を書く。不肖この私が医者になった驚天同地の訳とは…。
 溜まっていた骨髄標本4枚カウント。骨髄のカウントはスピードが命である。かつて、細胞1個1個を悩みながらカウント(1枚約30分)と全く考えずにその場の気分でパッパッとカウント(1枚5分以内)で結果を見比べてみて、殆ど差が無い事を発見して以来そうしている。だから大した手間では無いのだが、溜まってくるとその僅かな手間が惜しいのだ。

2001.12.26.(水)
 巨人の松井、6億円プレーヤーに。複数年契約を拒否したため、来期はFA権を取得し大リーグに行く可能性が出てきた。しかし、この人、もっとどっしりと構えていれば良いのに、軽薄なパフォーマンスとアホ顔はどうにかならんのか。本人にその自覚が無さそうなので、周囲に優秀なブレインをつけた方が良いのでは。このまま大リーグに行ったら、恥を輸出する事になりかねない。
 外来。予約一杯で、更に風邪ひきの新患も多し。あと1人で終了というところで、そのあと1人がレントゲンに行ったその後、ボンッ! という音と共に停電に。幸い電子カルテ/オーダーリングシステムは非常電源で動いているのでOKと思ったが。レントゲンに行った患者さんが待てど暮らせど戻ってこない。そうか〜、中放だって停電だ。待っていても終われないので、検査なしにして呼び戻してもらう。やっと、16時半に終われました。この時間に食べるパンは昼飯というのでしょうか?

2001.12.27.(木)
 年末に向けて入院患者さんも退院できる人は退院していく。その事は喜ばしいが、それに伴う書類書きが山のように出てきて、その作業だけで時間は費やされる。
 骨髄穿刺2件。溜っていた骨髄標本のカウント4件。入院患者台帳の整理。

2001.12.28.(金)
 めざましテレビを寝ぼけ眼で見ていたら、石川銀行破綻のニュースが入り大騒ぎ。我が家の預金は殆どこの地方銀行に集中しているのだった。ペイオフ解禁前だから預金は全額保護(どうせ1000万円も無いけどね)され、窓口業務等は通常通り行っていくとの事だが、そんな銀行に預けておきたい訳は無い。しかも、株券まで持っているのだった。あーあ、単なる紙切れになってしまったのかなあ。いろんな自動引き落とし等、全てこの銀行窓口になっているので他に変えていこうと思うも、この年末差し迫った時期で年内には無理だろう。勘弁してくれよ、もう。
 本年中に書かねばならない、約1年半ほど前に使用した薬の使用成績調査票書き。2件書いてヘトヘト。
 御用納め。医局で乾杯。キン先生プロデュースの鍋&焼物という豪華絢爛?な組み合わせ。久保田の萬寿が手に入ったので、皆で開ける。

2001.12.29.(土)
 久しぶりの快晴。だけど日当直。とにかく、今年中にできる仕事を片付けておかなければ。
 年末年始にかけて外泊可能な患者さんは外泊し始めている。という事は今病室にいる患者さんは、外泊できない状態(多くは重症で)という事である。やけに、病室に残っている患者さんが多いのは気のせいか? おかげで、午前中は病棟業務で自分の仕事全く出来ず。
 午後から、昨日より取りかかっていた、薬の使用成績調査書きをなんとか終わらせる。
 ちょっと息抜きに、eカードの年賀状を書いていたら、結構面白くてハマる。
 自分自身が使い易い様に、HPのリンクをつくり直す。
 ついにベールを脱いだ新生小沢健二。今夜はブギー・バックのセルフ・カバーは随分と高級な音で、大人っぽい仕上がり。5年間ヴォイス・トレーニングにはげんでいたという噂もなんとなく頷けるように、歌い方も変化している。
 最後に一ふんばり。溜っていた入院患者さんのサマリーを8冊仕上げる。もうこれで全てだと思って、確認したらあと3冊残っていた。気絶しそう。流石にもう、これ以上はオーバーワークだ。
 いつの間にか、外は暴風雨になっていた。朝のあの晴天は何?

2001.12.30.(日)
 一転して、深夜から暴風雨が続いたあとは、北陸地方に大雪/雷注意報が出ている。うわあ。どうするべえ。
 昨日できなかった医局の机の上の大掃除。なかなか空間が現れない。約2時間を費やしようやく少しはマシに。
 家に戻り、ごろごろ。メガバリューに買い出しに行った以外は、特になにもせず。たまにはこういう日もいいか。

2001.12.31.(月)
 一家引き連れて車で上越の実家へ。昼は蝦仁(シャーレン)でチャーシューメン/サンマーメン/豚肉とザーサイあんかけ御飯。ここのあんかけ系はどれも甘いのだが独特の旨味あり。ただし、あんかけ系は熱くて、舌をまた火傷。ネコなもので。
 大晦日だよドラえもん/紅白/猪木軍VS K-1の3チャンネルをはしごしながら大晦日は更けてゆく。年末年始のカウントダウンには興味ないので眠くなったら寝る。

年頭に立てた目標の結末
1、ダイエット:全く出来ず。酒を飲んでいるからねえ。
2、減酒:全く出来ず
3、英語力向上:今いち
4、内科認定医取得:唯一実現。内科専門医もついでに取得できたのは、2001年最大の業績、と自己満足しておく。
5、論文:全く出来ず。他人のお手伝いは少しあったけど、自分のものは無し。いかんですなあ。
以上、来年こそは頑張ろうのコーナーでした。