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【論文発表】再生医療学 (再生医療センター) 小屋照継助教らの論文「Dendritic Cells Pre-Pulsed with Wilms' Tumor 1 in Optimized Culture for Cancer Vaccination」がPharmaceutics誌に掲載されました。

 背景: 古典的な樹状細胞(dendritic cell, DC)ワクチンの製造法は、生細胞率や収率の低下、投与の直前にがん抗原Wilms’ Tumor 1 (WT1)を付加する煩雑な作業が課題である。本研究では、低接着環境でがん抗原WT1を付加する新しいワクチン製造法を開発し、ワクチンの品質に与える影響を検討した。
 結果: 従来の製造法と比較して、新規の製造法で作製したワクチンは高い生細胞率および収率を示し、従来と同等の優れた抗原提示能を見出した。また、開発したワクチンの提供を受けた患者において、抗腫瘍作用の期待されるWT1特異的がん免疫の誘導が確認された。
 結論: 本研究で開発したワクチンは高い品質を示し、抗腫瘍作用が期待され、今後の症例の集積が重要である。本研究で確立した製造法は、臨床に提供される樹状細胞ワクチンの基盤技術として期待される。
 
 尚、本製造技術は本学の委受託事業に適用されている(提供計画番号PC4180002)。令和1年度、高雄医科大学との連携協力に基づく細胞治療プロジェクト (細胞治療プロジェクト)活動経費、産学共創プラットフォーム共同研究推進プログラム(JPMJOP1722)、アシスト科研(K2018-21)の支援を受けている。

詳細については以下を参照
 https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/32231023
 https://www.mdpi.com/1999-4923/12/4/305

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