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高齢医学科 論文掲載 大腿骨近位部骨折周術期における高齢患者術後肺炎の予測因子

 2017年4月から金沢医科大学高齢医学科と富山市民病院整形外科(金沢大学整形外科)による大腿骨周術期患者を対象とした共同臨床研究が始まりました。同病院では、整形外科医と内科医、薬剤師、看護師による多職種連携チームがあり、手術待機時間が2日以内と有数の短時間で手術が施行され術後管理に良い結果をもたらしています。
 65歳以上の大腿骨近位部骨折患者の合併症として、術後誤嚥性肺炎が存在します。我々は、2016年から2018年に富山市民病院整形外科に入院した426人の大腿骨近位部骨折術患者を対象に術後肺炎に関して、危険因子の検索を後ろ向きに行いました。426人のうち18人に発症しており、肺炎と最も強い相関を示す因子として、性別、年齢、Albであることを発見しました。更に多変量のROC曲線を作成しAUC:0.778(CI0.707-0.850)というモデルの適正化を確認しました。今後は、この研究を元に術後合併の予防に繋がる前向きな周術期の管理を行うことが期待されます。

担  当:高齢医学科 東川 俊寛 准教授

掲載雑誌:Medicine(Baltimore)

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