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【論文発表】糖尿病・内分泌内科学 小倉慶雄助教らの論文「CD38 inhibition by apigenin ameliorates mitochondrial oxidative stress through restoration of the intracellular NAD+/NADH ratio and Sirt3 activity in renal tubular cells in diabetic rats.」が、Aging (Albany NY)誌に掲載されました。

 加齢は糖尿病性腎臓病の進展リスクとなることが知られていますが、その詳細な機序は未だ明らかではありません。以前我々は、2型糖尿病/肥満ラットの腎ミトコンドリアにおいて抗老化遺伝子であるSirt3の活性低下に起因する酸化ストレスの増強が腎障害の病態形成に関与していることを報告しました(Ogura et al. Redox Rep.2018)。同時にSirt3活性低下にNAD+分解酵素であるCD38の発現が糖尿病腎で増加していることも見出していました。今回、CD38に対する阻害作用を持つアピゲニン(フラボノイドの一種)の投与が、上記の糖尿病ラットにおける腎病変をSirt3活性ならびに酸化ストレスの改善を介して軽減することを明らかにしました。今後、CD38遺伝子改変動物を用い、老化が関連する臓器障害(腎、心、骨格筋など)におけるCD38-Sirt3 axisの関係について研究を進めたいと考えています。

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