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【論文発表】糖尿病・内分泌内科学 北田宗弘准教授の総説論文「Manganese Superoxide Dismutase Dysfunction and the Pathogenesis of Kidney Disease」が、Frontiers in Physiology 誌に掲載されました。

 これまで我々は、酸化ストレス、特にミトコンドリア酸化ストレスが糖尿病性腎臓病の病態形成に密接に関わっていることを糖尿病モデル動物を用いて明らかにしてきました。Mn-SODはミトコンドリアに存在する抗酸化酵素の一つで、ミトコンドリア電子伝達系から漏出するスーパーオキサイド(O2-)を捕獲するという役割を担っています。Mn-SODの機能障害は、O2-の過剰産生のみならず、O2-と一酸化窒素(NO)が結合して生じるパーオキシナイトライト(ONOO-)の過剰産生などをももたらし、その結果、細胞内蛋白の酸化的修飾を介した機能変化により種々の細胞機能障害が誘導されます。今回、本総説において、腎臓病の病態形成におけるMn-SODの機能障害の役割について我々の研究成果を含め、過去の報告をまとめました。今後、Mn-SODを標的とした治療が、糖尿病性腎臓病を含む種々の腎臓病の発症・進展阻止のみならず、老化関連疾患にも有効かどうかについて、さらなる研究を積み重ねていきたいと考えています。

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