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【採択】生理学Ⅰ 山本 亮 准教授 / 公益財団法人 武田科学振興財団 「2020年度医学系研究助成」

研究課題「縫線核領域ドパミン作動系による情動行動および情動学習調節機構の解明」
 PTSD、鬱、不安障害等の精神症状の発現において扁桃体や分界条床核(BNST)が重要な役割を果たしている。扁桃体中心核(CeA)はBNSTと類縁構造と見なされており、両者にはドパミン(DA)終末が密に存在している。このDA入力の多くは、黒質緻密部・腹側被蓋野由来ではなく、縫線核から中脳水道灰白質にかけて存在するDAニューロン由来である事が分かってきた。この縫線核DAニューロンからCeA/BNSTへの投射を詳しくみると、CeAでは中心核外側部(CeL)、BNSTではoval核(BNSTov)に特に限局して入力していた。そこで本研究では1) それらのニューロン同士がどの様に局所神経回路を構成しCeA/BNSTの出力としての情動行動調節を担っているのか?また2) どの様な状況下でその活動が変化し恐怖学習及びその記憶消去の際にどの様にCeA/BNSTの活動を調節するのか?を明らかにする。

公益財団法人 武田科学振興財団
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