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腫瘍内科学・大学院医学研究科 大学院生 韓 佳 氏の論文「Acupuncture improved lipid metabolism by regulating intestinal absorption in mice」が「World Journal of Gastroenterology (WJG)」に受理されました。

【背景】
非アルコール性脂肪肝疾患(NAFLD)は世界中でパンデミックとなっている。異常な脂質代謝がNAFLDの進行に重要な役割を果たしている。小腸は、食事による脂質吸収の主な部位である。多くの臨床試験により、鍼治療はNAFLDの進行と関連する脂質代謝の調節にプラスの効果をもたらすことが示されている。したがって、鍼治療は小腸に脂質の吸収を調節することによりNAFLDの状態を改善できるという仮説を立てた。

【結果】
鍼治療後のマウスでは、肥満の明らかな改善が見られた。鍼治療されたマウスでは体重がはるかに低かった、そして、小腸の長さは著しく短かった。鍼治療されたマウスの小腸にミクロソームトリグリセリド転送蛋白質(MTP)、アポリポ蛋白質B(ApoB)およびアポリポ蛋白質C2(ApoC2)の発現は減少されました。そして、小腸組織のトリアシルグリセロール(TG)、総コレステロールおよび非エステル化脂肪酸(NEFA)のレベルは鍼治療されたマウスで有意に高かったが、血清TGおよび血清NEFAのレベルは減少した。

【結論】
これらの結果は、ST36、CV4、KI1での鍼処理は、小腸でのアポリポ蛋白質の発現をダウンレギュレートすることにより、脂質吸収を抑制したことを示していた。

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