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【採択】免疫学 小笠原 千絵 特定助教 / 公益財団法人 武田科学振興財団 「2020年度医学系研究助成」

研究課題「アルツハイマー病におけるミクログリアの本質的な役割の解明と新規治療方法の創出」
 
 アルツハイマー病は、βアミロイドやリン酸化されたタウタンパク質の異常蓄積によって引き起こされ、神経変性と脳の萎縮が認められる代表的な神経変性疾患である。現行の治療方法としては患者の認知機能改善を目的としてコリンエステラーゼ阻害薬等が用いられているがいずれも対処療法の域を超えていない。またタンパク質の異常蓄積を抑制する目的で臨床治験が行われてきたが、いずれも中止されている。ミクログリアは中枢神経に在住し、貪食能、サイトカイン産生能などを有する組織マクロファージである。アルツハイマー病などの神経変性疾患においてもミクログリアの重要性が示唆されているが本質的な役割に関しては不明である。そこで、本研究では、ミクリグリア特異的遺伝子改変マウスを用いてアルツハイマー病進行におけるミクログリアの動態と病態における役割を明らかにする。

武田科学振興財団
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