記事のみ印刷する

【採択】小児科学 犀川 太 教授 / 一般社団法人日本血液学会 「2020年度研究助成 」

研究課題「急性骨髄性白血病モデルによる再発解析と白血病幹細胞を標的とする治療開発」
小児急性白血病の治療成績がめざましく向上しているなかで、急性骨髄性白血病(AML)は再発率が高く、依然として予後不良群(3年EFS 54%)を形成している。再発の一因として、白血球幹細胞(LIC)の骨髄内の局在性に加えて細胞動態(挙動)が要因となることを検証し、LICを標的とした治療への基礎的情報の提供を目的として、コンピュータ上の3次元仮想骨髄腔に構築したAML(3D-AML)モデルを用いて、LICの細胞動態を解析する研究を展開した。セルオートマトン原理をもとに構築した正常骨髄系造血モデルにLICを導入し、AMLモデルを再現した。さらに化学療法を導入してAML治療モデル(治癒モデルと再発モデル)を構築した。1個のLICを標識(marking)し、追跡(chasing)し、さらに遡って(tracing)、再発と治癒の分岐点にあるLICの局在と近傍細胞の解析を進めている。

日本血液学会研究助成

日本血液学会2020年度研究助成授与者名簿

新着一覧へ