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【採択】血液免疫内科学 正木 康史 教授 / 一般社団法人日本血液学会 「2020年度研究助成 」

研究課題「TAFRO症候群における診断・治療バイオマーカーおよび治療標的の探索」
 
 TAFRO症候群は2010年に我が国で提唱され、研究が進められている全身炎症性疾患であるが、その希少性から発症・進展に係る分子基盤の研究は実施が難しく、未だ解明されていない。
 TAFRO症候群は急速に重篤化しやすいため、すみやかに診断し適切な治療を行うことが重要だが、現在のところ臨床的所見を主体に診断せざるをえない。また類似の徴候は重症の悪性腫瘍、膠原病・血管炎、感染症、POEMS症候群、特発性多中心性Castleman病(iMCD)などでも呈しうるため、これらを除外鑑別する必要がある。
 本研究ではTAFRO症候群の診断・治療に資するバイオマーカーの同定を目的として、同疾患の生体試料および臨床情報を集積し、それらを用いて発症・進展に係る分子基盤を網羅的に解析する。また、治療標的の探索に向け、TAFRO症候群の発症機序および発症に関わる遺伝子パスウェイ群を同定する。

日本血液学会研究助成

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