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【論文発表】眼科学 山本直樹 講師らの論文「Effect of a Lens Protein in Low-Temperature Culture of Novel Immortalized Human Lens Epithelial Cells (iHLEC-NY2)」がCells誌に掲載されました。

これまでの我々の疫学調査結果から、核白内障の有病率は温帯および亜寒帯地域と比較して、熱帯および亜熱帯地域の居住者の方が有意に高いことを報告している。この背景にはUV強度の影響が考えられてきたが、さらに新しい指標として「環境温度」の上昇が核白内障発症のリスクとなる可能性を検証した。スーパーコンピュータによる計算機シミュレーションの結果、温帯および熱帯地域における人間の水晶体推定温度は、周囲環境温度と深部温度(深部体温)に応じて35.0℃から37.5℃であった。そこで、新たに作成した不死化ヒト水晶体上皮細胞株(iHLEC-NY2;実験承認番号 2020-18)を用いて、培養温度35.0℃と37.5℃における比較を行ったところ、37.5℃の方が細胞増殖率、αA-crystalline、アミロイドβ 1-40が増加した。アミロイドβ 1-40は白内障水晶体で検出されることから、高温環境への長期暴露が白内障のリスクを高める可能性がある。


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