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【論文発表】解剖学Ⅱ・田中貴士 講師、アナトミーセンター・中田貴之 主任らの論文 "Topographical relationship between the accessory hepatic duct and the hepatic artery system" が Anatomical Science International誌に掲載されました。

通常、肝外の胆道系は左右の肝管が合流して総肝管を形成し、総肝管と胆嚢管が合流して総胆管となるが、この他に合流する余剰な管は副肝管と呼ばれる。副肝管と肝動脈系との解剖学的な局所関係についての報告はなかったため、本研究では副肝管の合流パターンとともに、副肝管と肝動脈系との局所関係を肉眼解剖学的に調査した。副肝管は11.9%の割合で出現し、59例あたり右副肝管5本、左副肝管3本が観察された(1例は両側にあり)。右副肝管は全て右内側前区域から出ており、総肝管に合流するものが4本、胆嚢管に合流するものが1本であった。左副肝管は3本全てが尾状葉の前面から出て、総肝管に合流していた。副肝管の肝動脈系に対する局所関係は、概ね肝臓の区域との位置に裏付けられることが明らかになった。本知見が腹腔鏡手術下の副肝管や周囲の肝動脈系の損傷回避に役立てば幸いである。

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