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【論文発表】眼科学 柴田哲平 助教らの論文「Lens-specific conditional knockout of Tropomyosin 1 gene in mice causes abnormal fiber differentiation and lens opacity」がMech Ageing Dev誌に掲載されました。

白内障術後の後発白内障の病態の一つである水晶体上皮の上皮間葉系移行(EMT)には、トロポミオシン(Tpm)1が重要な役割を果たしている。しかし、水晶体におけるTpm1の役割は明らかではない。本研究では、水晶体特異的にTpm1遺伝子を欠損させたコンディショナルノックアウトマウス(Tpm1-CKO)を作成し、Tpm1が水晶体の発生・分化に及ぼす影響を解析した。Tpm1-CKO水晶体ではTpm1 mRNA発現が減少していたが、EMTマーカーであるα平滑筋アクチンmRNAの発現には影響を与えなかった。胎生14日目のTpm1-CKOの水晶体は小さく、胎生後には水晶体線維の分化異常により線維間に空胞化、液状化が観察され、水晶体赤道部・皮質線維のF-actinの発現が減少していた。したがって、Tpm1は、EMTだけではなく、正常な水晶体の分化と発達においても、重要な役割を果たしていると考えられる。

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