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【受賞】在宅看護学 蘭 直美 講師 / 一般社団法人 日本在宅ケア学会 2021年度奨励論文賞

在宅要介護高齢者の栄養状態の実態と関連要因
―低栄養の課題検討に向けての考察ー
定期巡回・随時対応型訪問介護を利用している在宅要介護高齢者の栄養状態の実態と関連要因を明らかにし、低栄養の課題検討に向けて考察することを目的とした。研究方法は、自宅に訪問し、調査項目の聞き取り、観察、測定をした。対象者23人は、簡易栄養状態評価MNA-SFRによると、約91%が「低栄養」または「低栄養のおそれあり」であった。MNA-SFRと有意な相関を認めた項目は、要介護度(p=0.01)、BI(p=0.00)、NMスケール(p=0.00)、VI(p=0.00)であった。低栄養の課題として、21.7%が定期的に体重測定していない、下腿周囲長31㎝以下が56.6%おり、音節交互反復運動や反復唾液嚥下テストの結果から、口腔機能低下や嚥下筋のサルコペニアの可能性、約35%が口腔衛生に問題があった。摂食嚥下領域の評価・訓練および栄養面のサポートを行う専門職を交えた支援の必要性が示唆された。

一般社団法人日本在宅ケア学会 論文賞

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