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【論文発表】 糖尿病・内分泌内科学:北田宗弘准教授の論文:Autophagy in metabolic disease and ageingがNature Reviews Endocrinology 誌に掲載されました。

 オートファジー(自食作用)は、様々な細胞内ストレスにより生じた損傷細胞小器官(ミトコンドリア、小胞体など)やタンパク質凝集体、脂肪滴などの細胞質成分を分解し、分解した成分をリサイクルするという働きを担っています。つまり細胞内のゴミ処理と資源のリサイクルを行い、細胞機能の恒常性の維持に重要な役割を果たしています。オートファジー機能は、加齢とともに低下するとともに、それがまた老化の促進に繋がります。高齢化社会をむかえ、糖尿病患者さんの高齢化も著しく進んでおりますため、老化の制御の観点から病態を把握することで、新規治療法の開発への道が開けるのではないかと考えられます。本論文では、インスリン抵抗性、2型糖尿病、サルコペニア性肥満など、加齢に関連する代謝性疾患の病因におけるオートファジーの役割に焦点を当て、その治療標的としての可能性について概説しています。
 我々はこれまでに、糖尿病性腎臓病の克服を目指して、栄養応答シグナルとオートファジーに着目した研究を行ってきました。今回、impact factor 43.3 (JCR 2000)という世界の多くの研究者が目にする雑誌に掲載して頂けたことは、大変光栄であり、これを励みにさらに研究活動に邁進したいと考えております。

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