一般教育機構

一般教育機構の写真

一般教育機構長メッセージ

本学の教育の充実と発展、および研究活動に
尽力していきたいと考えています。

一般教育機構長

公地 宗弘

一般教育機構長

一般教育機構は、医学部の一般教育科目および看護学部の人間学領域の科目等に係る教育・研究を円滑に実施するため、平成20年4月に設置されました。現在、医学部、看護学部ともディプロマ・ポリシー(学位授与方針)が制定され、これを達成するために設定されたカリキュラム・ポリシーに則ったカリキュラムにより教育が行われており、その入り口として初年次教育の果たす役割の重要性は益々高まっています。

一般教育機構では、本学の建学の精神にある「人間性豊かな良医」(良き医師・看護師)をめざす学びの基盤形成のため、第1学年全体の目標として「医学生・看護学生としての生活習慣の確立」、「自立と自律」「論理的・科学的思考能力の育成」「知的好奇心と自己開発への意欲」を掲げています。これらの目標を達成するため、次のような科目を開講しています。

医学部では、問題解決能力を養う科目、コミュニケーション能力を高める科目、伝える力を養う科目、心理学的側面から対人援助の基本を学ぶ科目などを開講しています。これらにより、豊かな人間性と倫理観を備え広い視野に立ってみずから考え行動できる感性を培います。また、専門科目の準備教育を目的として、細胞生物学、医学統計学、医療倫理学、社会医学、医療行動科学、医学英語や情報の検索・収集・処理能力を養う科目などを開講します。これらを通じて、論理的・科学的思考能力の醸成を図り、医学・医療に携わるための生涯学習の基礎作りを行っています。

看護学部では、豊かな感性と教養、大学での学びの基礎を身につけることを目的に、人間学領域で初年次教育科目として論文執筆技法および論理的推論、さらに体育、英語・ドイツ語、医療倫理学、統計学、そして医科学領域の導入を目的とした「看護のための基礎科学」や細胞生物学を開講しています。

これらの授業を通じて、ディプロマ・ポリシーの達成に必要な、「豊かな人間性・社会性・倫理観の醸成」「専門科目の学修に必要な学ぶ力と考える力の基盤形成」「国際的視野とコミュニケーション能力の育成」を行っています。また、自然科学領域および人間科学領域の各教室でそれぞれの分野の研究を行い、その成果を公表するとともに学部教育にも活かしています。

今後も良き医師・看護師育成のスタートを担う組織として、医学部および看護学部と密接に連携をとりながら、本学の教育の充実と発展、および研究活動に尽力していきたいと考えています。