学部・大学院・研究所 大学院医学研究科

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学位

令和7年度(2025) 学位申請要項(課程博士)

学位論文審査基準

※申請書類の様式は学内からのみダウンロード可能です。

 金沢医科大学学位規程に基づき、大学院医学研究科における課程博士のは次の要領による。

1.申請資格

 本学医学研究科に在学し、所定の単位を修得し、その課程を修了する見込みの者

2.予備審査

 予備審査は、論文作成に関する予備的な諮問で、雑誌に投稿前の論文に対して行うものであり、必要に応じて論文の内容・形式等について審査委員による直接的な指導が行われる。
 ただし、優れた英文論文を学長に提出した場合、予備審査を省略することができる。優れた英文論文とは、査読制度があり、以下の123いずれかを満たす雑誌に公表された、在学期間中に投稿され、受理日から2年以内の原著論文とする。

  1. Clarivate社のImpact Factorを有する。
  2. Elsevier社のCiteScoreを有する。
  3. PubMedに収載されているとともに、Web of Science (Clarivate社)またはScopus (Elsevier社)に収載されている。

 上記条件を満たす雑誌に論文を投稿したものの受理されず、別の雑誌に再投稿する場合で、当該雑誌が条件を満たさない場合は、再投稿する前に予備審査を受ける必要がある。

(1)予備審査申請書類

 予備審査申請書類は、次のとおりとする。

  1. 学位論文予備審査願 1通 (様式1-1
  2. 主論文要旨(2,000字程度) 4通 (様式2様式3
  3. 研究業績一覧表 4通 (様式4
  4. 共著及び謝辞掲載予定者一覧 (様式9
(2)申請締切

 申請締め切りは、最終学年の7月第3金曜日とする。
 在学延長で前期修了を予定する者については、前年度の2月第4金曜日を申請締め切りとする。

(3)予備審査の実施

 予備審査は、申請受付日から2ヶ月以内に行う。

(4)その他

 主論文要旨(様式2、3)、研究業績一覧表は(様式4)は、データファイルでも大学院課まで提出すること。

3.本審査

 本審査は、学位論文の審査及び最終試験である専門領域に関する学力確認のための口頭試問を行う。

(1)本審査申請書類

 本審査の申請書類は次の1から11のとおりとするが、複数筆頭著者による論文で学位申請する場合は、12から13も提出しなければならない。

  1. 学位申請書 1通 (様式8-1
  2. 学位論文 1編 10部
  3. 主論文要旨(2,000字程度) 4通 (様式2様式3
  4. 研究業績一覧表 4通 (様式4
  5. 参考論文 3編以内 各4部
  6. 履歴書 1通 (様式10
  7. 本籍地記載の住民票写し 1通
  8. 審査料振込証明書 1部
  9. 博士学位論文の剽窃に係る届出書 1通 (様式7
  10. 同意書(研究指導教員) 1通 (様式5
  11. 同意書(共著者がいる場合) 各1通 (様式6
  12. 複数筆頭著者理由説明書(研究指導教員、該当者のみ提出) 1通 (様式14
  13. 誓約書(学位申請者以外の複数筆頭著者、該当者のみ提出) 各1通 (様式15
(2)審査料

30,000円
大学院課により配付される所定の様式で振り込むこと。

(3)申請締切

最終学年の11月の第3金曜日とする。
ただし、在学延長のうえ前期修了を予定する者については、6月の第3金曜日を申請締切とする。

(4)学位論文が公表前の場合

 公表前の論文を学位論文として提出する場合は、受理時(最終)の原稿を、掲載が証明される書面等を表紙とし、印刷して提出すること。

(5)その他

主論文要旨(様式2、3)、研究業績一覧表は(様式4)は、データファイルでも大学院課まで提出すること。

4.申請書類提出先

〒920-0293
石川県河北郡内灘町大学1丁目1番地
金沢医科大学 学事部 大学院課
TEL(076)286-2211(代表)

応対時間:平日 8:45~17:00  土曜日 8:45~12:45
     日曜、祝祭日、年末年始休業日(12月29日~1月3日)
     開学記念日(6月1日)、8月15日(旧盆)は、応対しません。

5.学位論文

 学位論文は、学問的価値があると認められた論文で、次の条件を満たしたものでなければならない。

  1. 大学院在学中に申請されたもの。
  2. 本学以外の大学へ学位論文として提出したことのないもの。
  3. 申請者が筆頭著者であること。複数筆頭著者による論文の場合、学位申請者の名前が著者名の1番目に記載されていること。
  4. 大学院在学中に投稿し受理された、受理日から2年以内の英文による原著論文であること。
  5. 予備審査を経て査読制度のある学会誌又は学術雑誌に公表されたもの。公表前のものは発表機関の掲載証明のあるもの。
  6. 予備審査を省略する場合は、査読制度があり、且つ①Clarivate社のImpact Factorを有する・Elsevier社のCiteScoreを有する・③PubMedに収載されているとともに、Web of Science (Clarivate)またはScopus (Elsevier)に収載されている、①②③いずれかに該当する学会誌又は学術雑誌に公表されたもの。公表前のものは発表機関の掲載証明のあるもの。

  7. 他の共著者の学位論文として使用しないこと。 なお、原則として共著者数については制限を設けないが、予備審査において共著者としての適否を決定する。

6.学位授与

 医学研究科教授会において審議し、学長が学位の授与を決定する。合否は、申請者に文書で通知する。

7.学位論文の公表

  1. 博士の学位を授与された者は、当該博士の学位を授与された日から1年以内に学位論文の全文を公表するものとする。ただし、既に公表したときはこの限りでない。
  2. やむを得ない事由がある場合には、本学の承認を受けて、学位論文の全文に代えてその内容を要約したものを公表することができる。
  3. 博士の学位を授与された者が行う公表は、本学の協力を得て、インターネットの利用により行うものとする。

8.留意点

  1. 投稿予定雑誌が、信用のおける雑誌かを、投稿前に必ず確認のうえ、投稿すること。特に、オープンアクセスの雑誌の場合は、注意すること。
  2. IFは、Journal Citation Reports (JCR)により提供されているもののみとする。
  3. IFのない雑誌に投稿予定の場合は、必ず予備審査を経てから論文を投稿し、論文が受理されてから本審査申請をすること。予備審査は、投稿前の論文に対し行うものであり、査読中、あるいは受理後の論文での予備審査申請は認めない。
  4. 申請書類の不備がある場合は、受け付けない。また、一旦受理した申請は取り下げができないので、慎重に確認の上、提出すること。
  5. 本審査終了後、学位論文の公表版の別刷5部とそのpdfデータを学事部大学院課まで提出すること。