学位
令和7年度(2025) 学位申請要項(論文博士)
※申請書類の様式は学内からのみダウンロード可能です。
金沢医科大学学位規程に基づき、大学院医学研究科における論文博士のは次の要領による。
1.申請資格
論文の審査を申請できる者は、次のいずれかに該当する医学研究歴を有する者とする。
(1)医学部又は歯学部を卒業した者
- 基礎医学においては 5年以上
- 臨床医学においては 6年以上
(2)専門学校において医学又は歯学の課程を修めて卒業した者
- 基礎医学においては 6年以上
- 臨床医学においては 7年以上
(3)医・歯以外の課程を修了又は卒業した者
- 大学院の博士課程修了者 3年以上
- 大学院の修士課程修了者 5年以上
- 大学を卒業した者 7年以上
- 短期大学及び専門学校卒業者 9年以上
2.医学研究歴
医学研究歴とは、次のいずれかに該当する研究歴をいう。
- 大学の医学部又は医科大学の専任職員(教員職・研究職)として研究に従事した期間
- 大学院に在学した期間
- 本学医学研究科運営委員会が適当と認める機関(医学に関係ある国公立の研究所等の研究機関及び国公立の衛生行政機関等)で専任職員として医学研究に従事した期間
- 本学の専修生又はそれに該当する他大学の研究生として在学した期間。また、厚生労働大臣の指定する臨床研修病院で臨床研修医として研修した期間。
ただし、初期臨床研修期間は研究歴に含めない。 - 外国において医学又は歯学の課程を修めた者については、1の(1)、(2)に準じてその都度、研究科教授会の審議を経て学長が決定する。
- 医学研究歴の期間は、研究開始から本審査の申請時までとする。
※ ただし、上記の医学研究歴中には、本学における3年以上の在籍期間を有していること。
3.外国語試験
外国語試験(年1回実施)は、予定者に対する学力確認のために行うものであり、この試験に合格しなければ、予備審査の申請をすることができない。
なお、外国語試験は研究歴を満たす1年前から受験することができる。
(1)出願資格
申請資格に示す資格を有する者で、研究指導教員の受験承諾を得た者
(2)出願受付
10月上旬
(3) 出願書類
- 受験願書 1通 (様式外1 大学院課事務室において配付)
- 写真2枚(受験票及び写真票用)
(無帽上半身正面・背景無地(縦4.5㎝×横4㎝)とし、出願前3ヵ月以内に撮影したもの) - 受験承諾書 1通 (様式外2)
- 履歴書 1通 (様式10)
- 最終学校の卒業(修了)証明書 1通
- 研究歴証明書(様式12)
(研究機関の代表者による証明で、勤務先が2ヵ所以上の場合は、それぞれ1通提出のこと) - 受験票返送用封筒
(郵送を希望する場合は、住所、氏名を記入のうえ、切手374円(速達)を貼付のこと)
(4)受験料
10,000円
所定の払込用紙により指定金融機関に払い込むこと
(5)試験方法
科 目 | 方 法 | 場 所 |
---|---|---|
英 語 | 試験当日配布する論文をテキストとして筆記試験を行う。 (辞書(電子辞書を含む)持込可) |
本 学 |
※日時の詳細は、本人に通知する。
※日本において大学教育を受けた外国人は、日本人と同様とする。
4.予備審査
予備審査は、学位取得を目的とする論文作成に関する予備的な審査で、雑誌に投稿前の論文に対して行うものであり、必要に応じて論文の内容・形式等について審査委員による直接的な指導が行われる。
(1)予備審査申請書類
予備審査申請書類は、次のとおりとする。
- 学位論文予備審査願 1通 (様式1-2)
- 主論文要旨(2,000字程度) 4通 (様式2、様式3)
- 参考論文 3編以内4部
- 研究業績一覧表 4通 (様式4)
- 共著者及び謝辞掲載予定者一覧 4通 (様式9)
- 履歴書 1通 (様式10)
- 外国語試験合格書写し 1通
(2)申請受付
研究歴を満たす1年前から申請が可能となる。
(3)予備審査の実施
予備審査は、申請受付日から2カ月以内に行う。
(4)その他
主論文要旨(様式2、3)、研究業績一覧表(様式4)は、データでも提出すること。
5.本審査
本審査は、予備審査を経てを認められた者に対し行い、学位論文の審査及び最終試験である専門領域に関する学力確認のための口頭試問を行う。
(1)本審査申請書類
本審査の申請書類は次の1から12のとおりとするが、複数筆頭著者による論文で学位申請する場合は、13から14も提出しなければならない。
- 学位申請書 1通 (様式8-2)
- 学位論文 1編 10部
- 主論文要旨(2,000字程度) 4通 (様式2、様式3)
- 研究業績一覧表 4通 (様式4)
- 参考論文 3編以内各4部
- 外国語試験合格書写し 1部 (通知日から3年を超えないもの)
- 履歴書 1通 (様式10)
- 本籍地記載の住民票写し 1通
- 審査料振込証明書 1部
- 博士学位論文の剽窃に関する届出書 1通 (様式7)
- 同意書(研究指導教員) 1通 (様式5)
- 同意書(共著者) 1通 (様式6)
- 複数筆頭著者理由説明書(研究指導責任者 該当者のみ) 1通 (様式14)
- 誓約書(学位申請者以外の複数筆頭著者 該当者のみ) 各1通 (様式15)
(2)審査料
- 本学の専任教員(申請時において、2年以上本学職員として在職している者) 100,000円
- 本学の専修生(申請時において、2年以上本学専修生として在学している者) 200,000円
- 本学の専任教員(助手以上)として3年以上在職し、退職した者 300,000円
- その他の者 500,000円
※大学院課により配付される所定の様式で、該当する審査料を振り込むこと。
(3)申請受付
研究歴を満たした者で、外国語試験合格後3年以内のものであれば随時受け付ける
(4)学位論文が公表前の場合
公表前の論文を学位論文として提出する場合は、受理時(最終)の原稿を、掲載が証明される書面等を表紙とし、印刷して提出すること。
(4)その他
論文要旨(様式2・3)、研究業績一覧表(様式4)は、データでも提出すること。
6.申請書類提出先
〒920-0293
石川県河北郡内灘町大学1丁目1番地
金沢医科大学 学事部 大学院課
TEL(076)286-2211(代表)
応対時間:平日 8:45~17:00 土曜日 8:45~12:45
日曜、祝祭日、年末年始休業日(12月29日~1月3日)
開学記念日(6月1日)、8月15日(旧盆)は、応対しません。
7.学位論文
学位論文は、学問的価値があると認められた論文で、次の条件を満たしたものでなければならない。
- 本学以外の大学へ学位論文として提出したことのないもの。
- 申請者が筆頭著者であること。複数筆頭著者による論文の場合、学位申請者の名前が著者名の1番目に記載されていること。
- 受理日から2年以内の英文による原著論文であること。
- 予備審査を経て、査読制度のある学会誌又は学術雑誌に公表されたもの。または、未公表のものでも発表機関の掲載証明があるもの。
- 他の共著者の学位論文として使用しないこと。
なお、原則として共著者数には制限を設けないが、予備審査において共著者としての適否を決定する。
8.学位授与
医学研究科教授会において審議し、学長が学位の授与を決定する。合否は、申請者に文書で通知する。
9.学位論文の公表
- 博士の学位を授与された者は、当該博士の学位を授与された日から1年以内に、当該博士の学位の授与に係る論文の全文を公表するものとする。ただし、当該博士の学位を授与される前に既に公表したときは、この限りでない。
- 前項の規定にかかわらず、博士の学位を授与された者は、やむを得ない事由がある場合には、本学の承認を受けて、当該博士の学位の授与に係る論文の全文に代えてその内容を要約したものを公表することができる。
- 博士の学位を授与された者が行う前二項の公表は、本学の協力を得て、インターネットの利用により行うものとする。
10.留意点
- 投稿予定の雑誌が、信用のおける雑誌かを、投稿前に必ず確認のうえ、投稿すること。特にオープンアクセス雑誌の場合は、注意すること。
- 投稿前に予備審査を申請し、必ず予備審査を経てから論文を投稿すること。予備審査は、投稿前の論文に対し行うものであり、投稿済の論文での予備審査は認めない。本審査は論文が受理されてから申請すること。
- 申請書類の不備がある場合は受け付けない。また、一旦受理した申請は取り下げができないので、慎重に確認のうえ、提出すること。
-
外国語試験合格から3年以内に本審査を申請しない場合は、本審査申請までに外国語試験を再度受験し、合格すること。
- 本審査終了後、学位論文の公表版の別刷5部とそのpdfデータを大学院課まで提出すること。