次世代北信がんプロ
次世代北信がんプロ FD講演会の開催について
第7回病態診断医学セミナー・次世代北信がんプロFD講演会
次世代北信がんプロFD講演会を腫瘍病理セミナーに共催し、開催いたします。たくさんのご参加をお待ちしております。
| 日時 | 2025年11月6日（木） 17：00～18：30 |
|---|---|
| 会場 |
金沢医科大学 医学教育棟3階 病理診断室 または オンライン（WebEX） |
| 参加申し込み |
フォームにより11/5までにお申し込みください。 申し込みフォームは⇒こちら Web参加申し込みの受付は終了いたしました。 |
テーマ
多面的な単一細胞解析による肺小細胞癌の本態解明の試み
シングルセルRNA-SEQを中心とした解析技術の革新により、様々な疾患における単一細胞解析が進展し、病態解明が大きく進んでいる。近年ではホルマリン固定検体（FFPE）からの解析も可能となり、今後はFFPE検体を中心とした単一細胞解析が主流になると考えられる。そのため、検体を扱う病理部との連携や、膨大な情報量を処理するバイオインフォマティクスの重要性が一層増すだろう。
小細胞肺癌（SCLC：SMALL CELL LUNG CARCINOMA）は肺癌の約2割を占め、悪性度が高く難治性である。手術がほとんど行われないため、生検検体や凍結検体の入手が困難であり、単一細胞解析による病態解明が遅れていた。本日は、FIXED RNAプロファイリングや空間トランスクリプトーム、イメージングマスサイトメトリーなど、FFPE検体を基盤とした多面的な単一細胞解析を活用し、小細胞肺癌における不均一性や腫瘍微小環境との相互作用、さらには全体の5〜30%を占める混合型肺小細胞癌（C-SCLC：COMBINED SCLC）の本態解明を試みる研究を紹介する。また、現時点での課題や今後の展望についても概説する。
講 師
堀江 真史 先生
神戸大学 大学院医学研究科 病理学講座分子病理学分野 教授
対 象
大学院生、がん診療連携拠点病院・地域がん診療推進病院等の医師、薬剤師、看護師、診療放射線技師、臨床検査技師等医療スタッフの皆さん
担 当
山田 壮亮 金沢医科大学 臨床病理学 教授
共 催
北信のシームレスながん医療を担う人材養成（次世代北信がんプロ）
（金沢大学、信州大学、富山大学、福井大学、金沢医科大学、長野県看護大学 共同参画事業）
資 料
