次世代北信がんプロ
次世代北信がんプロ オンコロジーセミナーの開催について
次世代北信がんプロ 第4回オンコロジーセミナー
日時 | 2024年5月15日(水) 18:00~19:30 |
---|---|
会場 |
ハイブリッド開催(金沢大学医学類教育棟地下階「大多目的室」+Zoom併用)※ 5月14日(火)に、フォームに入力されたメールアドレスへ、金沢大学北信がんプロ事務局からオンライン(Zoom)配信URL等をご案内する予定です。 |
担当 | 金沢大学 |
プログラム
講演
「食道癌に対する光線力学療法の一例~北陸唯一の施設として~」
林 智之 先生
金沢大学附属病院消化器内科 助教
光線力学的療法(photodynamic therapy:PDT)は、腫瘍組織へ集積性がある光感受性物質を患者に投与した後、レーザー光照射により光化学反応を引き起こし、変性壊死させる治療法である。
食道癌に対する放射線治療後の局所遺残・再発に 対しPDTは有用な治療であり、食道癌診療ガイド ライン2022年版にも掲載されている。
治療に対する要望も増えてきており、さらなる適応の拡大については今後の検討課題である。
北陸唯一のPDT可能な施設として、現在当院で行っている食道癌・胃癌の医師主導治験を含めてPDTの現状についてもご紹介したい。
特別講演
「発がんにおけるhTERTのRdRP活性の意義」
増富 健吉 先生
国立がん研究センター研究所がん幹細胞研究分野 分野長
多くのがん種においてドライバー遺伝子として知られるhTERTの機能は逆転写酵素活性によるテロメア伸長機能であると一元的に考えられてきた。2009年hTERTがもつRdRP活性の発見以来(Nature 2009, Maida et al.)、RdRP活性の発がん過程での意義を研究してきたが、最近その一端を明らかにした(Nature Cell Biology , In press.)のでご紹介したい。
資料
対象
大学院生、がん診療連携拠点病院・地域がん診療推進病院等の医師、薬剤師、看護師、診療放射線技師、大学教職員、臨床検査技師等医療スタッフ、基礎医学研究者、その他希望する者
注意事項
- 教育コースの履修を希望する大学院生は、履修科目届の提出が必要となります。
- 詳細は大学院課までお問合せください。