入学者選抜情報
修了生・大学院生の声
修了生の声

能任 純一さん
大学病院で看護師として働いて10年が経ち、看護を学問として後輩へ指導していくことに力不足を感じ始めていました。そんな折、患者を外部から受け入れる救急外来で働く中、地域性や医療圏の違いが患者に与える影響があることを肌身で感じるようにもなっていました。そこで、地域看護学を基礎として研究と勉学を修めていこうと思い受験しました。
大学病院で働くだけでは知ることの出来なかった地域を視点とした、人と医療・介護の捉え方は自分の看護観に大きな広がりをもたらしてくれました。また、仕事と勉学の両立が出来るのか最初は不安でしたが、勉学を修めることの楽しさを覚え、あっと言う間に時間はすぎ、大変有意義な3年間でした。

向出 美穂さん
私は、透析看護認定看護師の資格を取得し活動していく中で、看護について行き詰まり、自身の研究力のなさを痛感するようになりました。そのため、この状況を打開したく本学に入学しました。
入学後は、学業と仕事の両立に大変苦慮しました。しかし、多分野の学生との交流や様々な科目を学ぶことが楽しく、大変充実した学生生活を送ることができました。特別研究は辛く苦しいものでしたが、先生方の熱心なご指導のおかげで完遂することができました。
超高齢社会の今、高齢者看護のニーズは高まっています。本学での学びを、今後の看護実践や研究活動に活かしていきたいと思っています。また、本学で築き上げた学生や先生方との絆も大切にしていきたいと思っています。

吉田 真寿美さん
クリティカルケア看護学分野
大学病院で管理職として指導的役割を担う中で、研究的視点で看護を捉えること、理論と実践を繋げることに力不足を感じるようになり、少しでも自信をもって指導できるようになりたいと思い大学院の進学を決めました。
大学院では自分の興味のある分野を究めたいと思い、クリティカルケア看護学分野を選択しました。働きながら学ぶ時間をつくることは簡単なことではありませんが、ゼミや実習で改めて看護を深く考察する機会となり看護観を再構築する貴重な時間でした。
研究活動では、先生方からの熱心な指導を頂ける環境であり、修士課程での学びを更に発展させたいという意欲がかきたてられました。本学での学びを途切れなく次へのステップへ生かしていきたいと思います。

秋本 健太さん
精神看護学分野
精神科病院で看護師として経験を重ねる中で、自分の力不足に気付き、もっと患者さんの力になりたいと考えるようになりました。そのため、精神看護の知識、高度な看護実践を学ぶ必要があると考え、本学への進学を決断しました。
高度実践看護学領域では実習が必修ですが、先生方から手厚いご指導をいただきながら事例の理解を深め、専門看護師の思考・実践を意識しながら学ぶことが出来ました。病院勤務と学業の両立は大変でしたが、ゼミのスケジュール調整やCOVID-19対応としてリモートでのゼミなど先生方に様々な配慮をしていただき、無事に単位を取得することが出来ました。
また、大学院での学びを日々の実践に活かすことができるという点は、3年コースの大きな利点であると感じました。

鬼束 和樹さん
精神科看護師として勤務する中で、専門性の高い看護を実践するためには自分の知識や技術が未熟である事を感じる機会があり、また現場が抱える課題を、研究を通して明らかにしていきたいとの思いから本学への進学を決めました。
研究について知識を得るためには、研究に特化した機関である大学院で教育を受ける必要があると、修了生から教えていただき、実際に進学して正解だったと感じています。
看護師をしながら学生をするという事は大変な面もありますが、それ以上に得るものも大きいと感じています。様々な専門分野の先生方からの熱意あるサポートや、同期の院生との関りは本当に学ぶものが多い日々です。教育を受ける機会というものを、改めて大切に糧にしていきたいと思っています。
大学院生の声

鈴木 典子さん
私は看護師として病院、デイサービスで勤務し、教育の道へと進みました。学生への指導の中で根拠を理解しケアを提供する重要性や、研究について自身の知識の不十分さを感じ大学院進学を決意しました。
現在、医療機関から地域へと看護の力が幅広い分野で求められています。私は多職種と連携し、地域で専門職として力を発揮する方法を学びたいと考え本研究科を志望しました。
専門性の高い授業や様々な分野で活躍される先生方、大学院生との学びを通して新しい知識や研究の方法を身につけ、看護師として教育者として成長し社会に貢献できるよう勉学に励みたいと思います。