医学部 臨床医学
リハビリテーション医学Physical and Rehabilitation Medicine
研究室概要
1997年4月北陸唯一の大学病院リハビリテーション科が新設され、同時に運動機能病態学部門のリハビリテーション科がスタートした。リハビリテーション科科長・センター部長に山口昌夫教授が就任し、2009年4月から影近謙治教授、2019年4月から中川敬夫教授、そして2020年1月から松下功教授にその任が引き継がれている。臨床では院内・地域のリハビリテーション医療に広く対応し、痙縮に対するボツリヌス治療、麻痺・変形・切断に対する義肢装具療法、関節リウマチに対するトータルケア、嚥下機能評価などを積極的に行っている。研究においては、関節リウマチの関節機能評価、超音波機器による関節・筋の評価、新しい義肢装具の開発、高次脳機能障害の評価と社会復帰へのリハビリテーション効果、心疾患やがん患者のサルコペニアとリハビリテーション効果などの臨床研究を行っている。他施設とも交流し、新潟医療福祉大学、東京国際大学、福井医療大学などと共同研究も行っている。さらにJリーグのツエーゲン金沢と提携し、毎年トップ選手の身体計測を実施し、トップスポーツ選手を対象とした臨床研究も実施している。また当リハビリテーションセンターには石川県大規模災害リバビリテーション支援関連団体協議会（JRAT）の事務局は置かれ、石川JRAT会長の松下教授が多施設の関係者と連携してその構築を進めている。
お問い合わせ
TEL: 076-286-2211 内線8467
/ FAX: 076-286-2381
e-mail: matsu-i【＠】kanazawa-med.ac.jp
e-mail: matsu-i【＠】kanazawa-med.ac.jp
所属者紹介
主な研究業績
- 松下功 関節リウマチ診療ガイドライン2020 日本リウマチ学会編
- 松下功．関節リウマチの疫学・診断・診療ガイドライン．Jpn J Rehabil 2020; 57: 1005-1010.
- 松下功．関節リウマチに対するリハビリテーション治療．整形・災害外科 2021; 64:189-194
- Ito H, Tsuji S, Nakayama M, Mochida Y, Nishida K, Ishikawa H, Kojima T, Matsumoto T, Kubota A, Mochizuki T, Sakuraba K, Matsushita I, Nakajima A, Hara R, Haraguchi A, Matsubara T, Kanbe K, Nakagawa N, Hamaguchi M, Momohara S; JOSRA Consortium. Does Abatacept Increase Postoperative Adverse Events in Rheumatoid Arthritis Compared with Conventional Synthetic Disease-modifying Drugs? J Rheumatol. 2020; 47: 502-9.
- Matsushita I, Motomura H, Seki E, Kimura T. Radiographic changes and factors associated with subsequent progression of damage in weight-bearing joints of patients with rheumatoid arthritis under TNF-blocking therapies-three-year observational study. Mod Rheumatol, 27:570-575, 2017.
主な外部研究資金
- 厚生労働科学研究費「我が国の関節リウマチ診療の標準化に関する臨床疫学研究」2018-2021 松下功
- エーザイ医学・薬学に関する研究活動への奨学寄附金2020-2021 松下功
- ライブエイドリハビリテーション医学奨学寄附金 2020 松下功
- 旭化成リハビリテーション医学奨学寄附金 2020-2021 松下功
- 国立研究開発法人日本医療研究開発機構研究費
「高齢発症関節リウマチ患者の健康寿命延伸を目指した治療戦略の確立」2021-2028