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看護学部

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看護学部長メッセージ

生涯にわたって自律的に学び続ける力を
育てることを重視しています。

看護学部長

森河 裕子

看護学部長

大学で看護を学ぶメリットは何でしょうか。医療・看護は日進月歩です。学生時代に身に付けた知識・技術に安住してはいられません。また、看護は対象者や家族、多職種との協働作業です。他者を理解し共感し判断・行動をする力が重要になります。そこで、大学では看護職としての基本的な知識、技術を教育することに加え、人間力を高め、探求心とアカデミックスキル(情報を集め整理する力、論理的思考力・判断力)をもって、生涯にわたって自律的に学び続ける力を育てることを重視しています。

また、本学で学ぶ良さは何でしょうか。本学では4年間で看護師課程以外に保健師課程あるいは助産師課程を選択でき、特に助産師課程があることが魅力となっています。しかし、魅力はそれだけではありません。大学全体で看護学生を育てる体制にあることが大きな魅力です。生命の不思議、病気の成り立ちと治療方法などは、医学部や一般教育機構の専門家から学びます。臨地実習の7割は大学病院で行われます。2020年から新型コロナウイルスが流行し、病院実習ができなかった大学は多くありましたが、本学では比較的早い段階から臨地での実習を行うことができました。専門看護師や認定看護師からリアルな講義を受けられることも魅力です。さらには、病院には最先端の機器を揃えたシミュレーション教育施設(CSC)があり、技術演習に大いに活用しています。

私たちは今、目に見えない新型コロナウイルスに翻弄されながら過ごしています。病気との闘いは繰り返されてきましたし、これからも新たな脅威があることでしょう。しかし、いつの時も医療者はあきらめることなく役割を果たしてきました。看護職は生まれる、生きる、病む、終わりを迎える、というあらゆる人のいとなみに関わる仕事です。入学時に漠然と抱いていた看護職への憧れが、ここでの4年間の学びを通して、明確なイメージや夢に発展させられるように、教職員がチームとして教育にあたっていきます。