• ホーム
  • 研究活動
  • 皮膚科学 清水 晶 教授/公益財団法人 澁谷学術文化スポーツ振興財団「大学の新技術研究に対する奨励金給付」

研究活動

顕微鏡の画像
2023/11/17 採択

皮膚科学 清水 晶 教授/公益財団法人 澁谷学術文化スポーツ振興財団「大学の新技術研究に対する奨励金給付」

研究課題「皮膚疾患におけるヒト乳頭腫ウイルス感染の病態解明と新規検出法の確立」

申請者はこれまでに爪部ボーエン病で粘膜悪性型HPVが検出されることを明らかにした。爪部ボーエン病は爪母中心に拡大するが、HPV感染細胞は同定されていない。また、爪部ボーエン病におけるHPVの感染状態も不明である。今回の研究内容は、1.爪組織における粘膜悪性型HPV感染細胞同定、2.爪部におけるHPV感染状態の検討、3.新たな検出システムによる爪部ボーエン病を介したHPV感染経路の解明、4.爪部ボーエン病関連HPV検出キットの開発である。爪部ボーエン病は世界で7,000/年と予想され、外陰癌(8,000人/年)とほぼ同数である。爪部ボーエン病は若年男性に多く、同疾患を介したHPVのSexual transmissionを強く疑わせる。皮膚癌とHPVの研究を行う施設は世界的にも限られており、金沢医科大の関連部署と連携し爪部ボーエン病研究を推し進める予定である。

研究活動トップへ