• ホーム
  • 研究活動
  • 高齢医学科/睡眠医学センター 小野太輔 臨床准教授とスタンフォード大学 西野精治 教授らの共同研究論文「Eurycoma longifolia (Tongkat Ali) enhances wakefulness during active periods but facilitates sleep during resting periods in C57BL/6 mice」がEuropean Journal of Neuroscienceに掲載されました

研究活動

顕微鏡の画像
2024/01/26 論文

高齢医学科/睡眠医学センター 小野太輔 臨床准教授とスタンフォード大学 西野精治 教授らの共同研究論文「Eurycoma longifolia (Tongkat Ali) enhances wakefulness during active periods but facilitates sleep during resting periods in C57BL/6 mice」がEuropean Journal of Neuroscienceに掲載されました

Eurycoma longifoliaの睡眠・覚醒に対する効果をC57BL/6マウスで評価した。Eurycoma longifoliaはトンカット・アリとも呼ばれ、滋養強壮薬として用いられてきたが、他にも様々な薬理作用を示す。

本研究において観察された最も顕著な効果は、安静期における睡眠の促進および活動期における覚醒の促進である。Eurycoma longifolia投与によってC57BL/6マウスは活動期の後半に向かって覚醒が促進され、深部体温が有意に上昇した。対照的に、安静期には睡眠が促進され深部体温は有意に低下した。安静期と活動期の移行時において、Eurycoma longifoliaの効果は急速に発現した。

Constant darkness環境下において、Eurycoma longifoliaはC57BL/6マウスの概日タウ (個体の固有周期) を延長させた。これは、Eurycoma longifoliaの効果は光曝露よりもむしろ概日時計メカニズムに支配されていることを示している。またEurycoma longifoliaは、急性不眠症モデルマウスにおいて睡眠改善効果を示さなかった。

したがって、Eurycoma longifolia(トンカット・アリ)は睡眠薬としての効果は薄いが、日中の眠気に対する覚醒促進薬として応用できる可能性がある。

詳細はこちら

研究活動トップへ