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2024/07/07 論文

氷見市民病院 高齢医学科 東川 俊寛 准教授らの論文「Procalcitonin, brain natriuretic peptide and albumin as markers to predict prognosis in hospitalized older Japanese patients with a risk of infection」が Geriatrics and Gerontology Internationalに掲載されました。

PCT(プロカルシトニン)は細菌、非細菌感染の鑑別のみならず、予後予測因子であることが知られています。重症敗血症患者では、PCT、TNF-α、IL-6などの上昇が心筋に作用し、敗血症性の心筋症により心筋の動きが悪くなることが知られています。(sepsis-induced cardiomyopathy)そのため、採血時のBNPが予後に影響を与えると我々は考えました。氷見市民病院に入院した感染症を疑う患者PCTを4群(<0.5ng/mL、0.5~2ng/mL、2から10ng/mL、≧10ng/mL)に分け30日間の生存解析を行いKaplan-Meiyer曲線を作成し、2016年度から2020年度に金沢医科大学氷見市民病院で入院となった820人の感染が疑われた高齢患者において、PCTの濃度依存性に30日間の死亡率が上昇することが示されました。また Cox regression modelを行い PCT 0.5-2 versus <0.5 ng/mL: 1.61(1.04-2.49), PCT 2-10 versus <0.5 ng/mL: 1.91(1.15-3.16), PCT ≥10 versus <0.5 ng/mL: 2.90(1.84-4.59), high BNP 1.26 (0.89-1.76) and low Alb 0.68 (0.52-0.87)でした。有意差のついた因子Alb(2.5g/dL cut off)、BNP(300pg/mL)、PCT(0.5ng/mL、2ng/mL、10ng/mL cut off)を用いてスコアリングしたところ、合計スコアに比例し死亡率が上昇することが示されました。慢性疾患を有する高齢者診療の実臨床において、リスクスコアが高い患者群では、敗血症の治療のみならず心臓や栄養を含めた全身状態の管理を行い救命に繋がることが期待されます。

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