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研究活動

顕微鏡の画像
2024/10/22 採択

小児科学 伊川 泰広 教授 /一般社団法人日本血液学会 2024年度研究助成

研究課題「血液腫瘍の発症を予防するBloom症候群モデルマウスを用いた遺伝子治療前臨床試験」

 Bloom症候群は健常人と比較して約300倍の易発がん性を有し、約40%が血液腫瘍である。Bloom症候群患者はDNA修復障害という疾患特性から細胞脆弱性を有し、化学療法や放射線療法に対して重篤な副作用を呈する。そのため、強度の高い治療を行うことができず高い再発率を有し致死率も高い。そこで、「がんの発症予防」が根本的な治療法になると仮説を立てた。

 Blm遺伝子を欠失したBloom症候群モデルマウス(Blmマウス)は、放射線照射により約半数が胸腺原発リンパ腫を発症する。そこで、Blmマウスの骨髄細胞にウイルスベクターを用いてBlm遺伝子を導入した後に放射線を照射し、リンパ腫発症の予防効果を検討する。

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