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2024/11/09 論文

心臓血管外科学の 坂本 大輔 講師らの症例報告「A Rare Case of High Takeoff of the Right Coronary Artery from the Ascending Aorta」がJournal of Coronary Artery Diseaseに掲載されました。

冠動脈の異常起源は稀で、剖検時に偶然発見されることも多い。特に、右冠動脈の起始異常は剖検例のわずか 0.019% ~ 0.17% にしか報告されておらず、さらに心筋梗塞や突然心臓死につながる可能性があるとされている。今回我々は81歳女性の上行大動脈より起始する右冠動脈の症例を経験した。また患者は高度な大動脈弁狭窄症も併発しており、術前に診断された上行大動脈からの右冠動脈高位分岐を伴う大動脈弁狭窄症に対する冠動脈バイパス術および大動脈弁置換術の同時施行の報告はかなり稀である。術前の冠動脈CTを用いた正確な術前評価と起始異常に対する積極的な再建術により、患者は術後2年経過した現在も合併症なく良好な経過を得ている。

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