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研究活動

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2025/04/25 論文

総合医学研究所 共同利用センター 坂本 卓弥 助教と神田 享勉 教授らの論文「A 10-Year Retrospective Study of Bacterial Infections in a Japanese Regional Hospital: The Impact of COVID-19 and an Earthquake」がCureus誌に掲載されました

本研究は、金沢医科大学氷見市民病院における2015年から2024年の細菌感染動向を解析した。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行および2024年能登半島地震の影響を通じて、細菌感染数および抗菌薬耐性菌の頻度がどのように変化したかを明らかにした。特にMRSA、MRSE、肺炎球菌および緑膿菌などの感染は、パンデミック以降に有意に減少し、この傾向は地震後も継続した。一方でレジオネラ感染症は増加を示し、その要因として地震による温泉施設や給水設備の損傷、地下水の攪拌などが感染リスクを高めたことが考えられる。これらの結果は、日本におけるマスク着用の持続や公衆衛生意識の影響を反映しており、今後の地震とCOVID-19の複合的な災害における感染対策の在り方に一石を投じるものである。

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