中央放射線部
概要
中央放射線部は画像診断センター、放射線治療センター、PETセンターおよび最先端機器をそろえた画像検査グループで構成され、金沢医科大学病院が特定機能病院、がん診療連携拠点病院としての機能をはたすために重要な一翼を担っています。更に当部での検査画像はフィルムが無く、全てデジタル画像として一元管理され、院内の端末から迅速に画像を見ることができるPACS(画像保管情報システム)を2008年から導入しています。
業務内容
画像診断センターでは、放射線専門医による検査画像の読影レポート作成と配信。放射線治療センターでは、高精度な照射を可能とする画像誘導放射線治療法にて、最先端の定位放射線治療や強度変調放射線治療などの高精度治療も行っています。PETセンターでは、がんの有無、進行具合、悪性度を知ることができます。画像検査部門では、胸腹部、四肢の撮影の他、乳房撮影、乳房超音波を実施、乳がんの早期発見に重要な役割を果たしています。更に検出器を2台装備した最新CT装置では、低被曝、造影剤の低減により今までにない低浸襲な検査が可能です。小児から高齢者すべての患者さんに対して診断、治療に役立つ画像の提供を行っています。血管撮影ではカテーテル挿入により、診断から治療までを連続して行います。MRIでは3.0テスラ装置と1.5テスラ装置を疾患や検査部位に応じて最適なものを使いわけ、安全に細心の注意を払って検査を行っています。超音波検査は放射線を使用せず健康診断などで病気を発見できる大切な検査です。当院では肝生検をすることなく肝硬度測定(肝硬変の程度を診る)や脂肪定量(脂肪肝の程度を診る)ができる最新超音波装置を導入しており、患者さんに優しい検査を行っています。
特徴・特色
【PACS】部内で発生する各種検査画像、診断レポートのセキュリティーを保持し、一元保管管理をしています。これにより院内どこででも瞬時に画像、レポートの参照が可能となり、速やかな診療の支援となっています。
【専門認定医師、専門認定技師、専門看護師】最先端の装置を整備、これら装置能力を十二分に発揮し治療、診療に有用な情報を提供するために、特に高水準の知識、技能を持った、専門認定医師、専門認定技師、専門看護師がチームを構成して業務に従事、高い実績をあげています。
No. | 資格名 | 取得人数 |
---|---|---|
1 | 放射線取扱主任者第1種 | 8名 |
2 | 検診マンモグラフィ撮影認定放射線技師 | 10名 |
3 | 上級磁気共鳴専門技術者 | 1名 |
4 |
磁気共鳴専門技術者 | 1名 |
5 |
超音波検査士(体表臓器) | 3名 |
6 |
超音波検査士(消化器) | 4名 |
7 |
超音波検査士(泌尿器) | 3名 |
8 |
超音波検査士(健診) | 1名 |
9 |
血管診療技師(CVT) | 2名 |
10 |
核医学専門技師 | 1名 |
11 | 放射線治療専門放射線技師 | 1名 |
12 | 放射線治療品質管理士 | 1名 |
13 | 放射線機器管理士 | 1名 |
14 | 放射線管理士 | 2名 |
15 | 医療画像情報精度管理士 | 1名 |
16 | 医療情報技師 | 2名 |
17 | X線CT認定技師 | 4名 |
18 | 血管撮影・インターベンション専門診療放射線技師 | 1名 |
理念
- 高度な医療技術の提供
- 患者さんへのサービス
- 地域支援
- 教育研究支援
- 病院経営支援
- 医療技術者の育成と確保
基本方針
- 医療の質の維持、向上を目指します
- 安全の確保に努めます
- 患者さんには思いやりを持って接します
- チーム医療を実践します
目標
顧客に信頼される質の高い医療画像の提供