消化器内視鏡科

［外来受付］内線：5612

概要

当科の診療内容は、消化管（食道、胃、大腸）に発生する癌の内視鏡診断・治療をはじめとし、消化管出血の緊急内視鏡検査・治療、胃瘻増設術などの内視鏡治療、胃潰瘍や逆流性食道炎など酸関連疾患、炎症性腸疾患や機能性消化管障害に対する内科的治療など多岐にわたります。また、予防医学の観点から当院で推進している健診において、安全かつ苦痛の少ない内視鏡検査を行い、消化器癌の早期発見に努めています。

胃癌の場合、粘膜内にとどまる癌に関しては、サイズや組織型、潰瘍の有無の条件を満たせばリンパ節転移の可能性が極めて低く、内視鏡的粘膜下層剥離術（ESD）による切除が可能となります。外科的切除と比べ侵襲は少なく入院期間も短くなり、術後のQOLは良好な治療法です。ESDは、胃のみでなく、食道、大腸にも対応しています。当科では、通常の内視鏡検査に加え拡大内視鏡や特殊光観察、超音波内視鏡を用いて内視鏡的切除の適応を慎重に検討し、内視鏡的粘膜下層剥離術を行っています。内視鏡的切除の適応外の胃癌の場合は、一般・消化器外科と連携し、速やかに手術が行えるように体制を整えております。

特徴・特色

内視鏡学会指導医・専門医が中心となり、専属の内視鏡センタースタッフとともに安全で質の高い内視鏡検査・治療を行っています。

患者さんの希望にあわせて鎮静剤を使用し、苦痛の少ない内視鏡検査を心がけています。内視鏡センターには十分な広さのリカバリールームがあり、検査後に十分に休んでから帰宅していただくことが可能です。

スタッフ

科長
北方　秀一

教授　
伊藤　透

教授
向井　強

外来担当医

専門外来